zanngai

*はじめる読書。
、神さまに捧げなくてはならない。空気にのった自分の欠片から、悪意が次々と生まれ、やがて名前のない祖母がつくられる。子どもを愛せない親ではないはずだった。一抹の不安となる。そこからやがて、新種の蛾がうまれるだろう。

とその中の擬人化が、風の前をプッと吹き出す。

唯一の人の所有が、時間を目深にかぶった帽子のなかに薄められる。

屁はどこまで、人の身体であるのか。

百足に拾われる。

もし、大人のりんご病に罹ったら、と仮定して、
アトピー

置いていけなくて後悔が、皮膚の内側から滲みでる度に、傷がつけられた。

アトピー

アトピー腕の

かつて無人駅の、駅舎の撤去工事を、ながめたことがある。立ち上った、砂煙が皮膚にまだ、染み付いていて、駅の輪郭を、肌が憶えている気がした。

静脈の色合いが、初夏の植物に繋がる。自分のものでしかない皮膚が、望まずに、重なる。から、茎は生きることを疑い、

恋愛を、経験する前のゆびさきで、肌に触れてみたい。指紋のなかには、光に乱反射する放埒が、閉じ込められている。

 

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