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ドリアン研修30日目

“”水ぶくれと温度計””

仕込みのない土曜日は窯を勉強するチャンス
水曜日から薪をくべ続けた週の終わりの温まった窯は

水曜日や木曜日とは違い
薪を入れるタイミングや窯の調節は微妙に違う

自分のメモを見返しては
塚原さんの背中を見て学んでいる

そして土曜日は薪を焚き終わった後、
窯の温度を測らしてもらっている

3つの温度計で測定

もの凄く手が熱いのだが
コツもある
だが、そのコツも超えていく熱さなのだ

先週までは僕が計測すると温度が低く出て
パンを窯入れする準備も早くなる事が2週連続であった

””なんだが怪しい””
僕の心にも
きっとスタッフのみんなにも浮かんだと思う

塚原さんの窯の温度の測定の仕方を見ると
かなり粘っている

窯の奥から一番暖かいとする位置に狙いを定め
何回も何回も赤外線温度計を当てている

すると温度計の表示は徐々に上がって行く

手は熱くないのかな?
どんな分厚い手なんだ!
心で思いながら

俺もやるしかない!
と、ついに今週の土曜日がやってきた

そして運命の時間
皮手袋を装着し

気合いとコツを出しながら挑む
熱い あつい アツイ

だけど温度計は
熱さえも超え

無情にも手は痛くなる

そして微妙に数字は上がり続ける

温度計の沸点まで到達

計測温度を伝え
皮手袋を取ると左手の示指の先端がヒリヒリ

1時間後
窯入れが終わり昼ごはんの後には

示指に戦いの勲章がぽっつり見えたのであります。

今日は正確な値を出す事が出来ました

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