新卒切符とは、一体なんだったのか
(2019年6月に書いた記事の下書きが出てきたのでそのまま公開してみる)
突然だが、僕は新卒切符を捨てた
思いっきり破り捨てるくらいの勢いで、捨てた
同期の中で、新卒切符を捨てたのは僕だけだった
せっかくの新卒切符が、、という人もいた
就職浪人を進めてくれた人もいた
でも全然、響かなかった。だって僕にとっては全然魅力的じゃなかったから
いくらその切符がただであっても、いきたい方向と違ったら必要ない。ただそれだけだった。
付け加えると、その切符は全然ただじゃなさそうだった。
同期は僕の苦手なスーツを着て、文字通りの電車の切符を何枚も買って、いく分かの時間をさいて、電車の行き先を決めた。
そのころ、暇すぎた僕は僕は皆が電車の行き先を決めるのに使ったそのお金で、東南アジアを旅していた。
そして卒論を書き終えると、皆は電車に乗っていき、僕は飛行機に乗ってアフリカへ行った。
そしてのんびり過ごしつつも、少しだけ人の役に立てたと感じて嬉しかったこともあった。
皆が利用した新卒切符、それは一体なんだったのか?
地球がある
いろんな国がある
地球の1/70を占める人が暮らす小さな島国がある
その中にはいろんな人がいる、会社がある、学校がある、政府機関がある、役所がある、病院がある、森がある、農家さんがいる、海がある、漁師さんもいる、美容室がある、いろんな人がいる、亀もいる
その中のたった一部につながる電車の有料切符を、こぞって皆が利用する
平成の途中から生まれた僕が言うのも難だが、平成は変化の時代だった
特にテクノロジーをはじめとして、人々の生活が一気に変化した
変わらないものは取り残される時代だった
そして令和になった
変わらない政治、変わらない仕組みはその亀裂を露にし始めた
新卒切符を利用した人々ももう気づいてきている
このまま穏やかに、とはいかないであろうことを
いつ大震災が起こっても不思議ではない
会社の倒産や、AIが人の仕事を取って代わる未来ももう夢物語なんかではない
変化に対応するには、自身も変化するしかない
皆がお得だと言うその切符が本当に「お得」なのか、見直すべき時が来ている
と、ニートが言う時代がやってきたwwwww
by流浪人
普通に喜びます