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恋愛詩①

ごく暗い部屋 私はあたたかい他人に守られている
侵さないという点で 他人はとてもやさしい
毒のある花を部屋に入れなくなり
わたしは死にたくならなくなったが
宇宙の腹を切り裂く力を失ったような気がする

私は二度と彼に会わない

恋はすぐに頭をもたげる
もし彼が今にも死にそうな顔をして
抱きしめてくれと泣き出したら
私はそれに抗えない
苦しみとストーリーがあれば
私はたやすく人を愛しうる
でも、抱きしめたら焼け死んでしまうのだ、ふたりとも

嗚呼、あなたに愛があるように祈ろう
私以外から無償の愛をさずかるように

さみしさがいやされるように
心臓を差し出す
虚空に

私は自分の愛を信じない
恋は今でも私の全身を焼き続けている
手が 目の前の紙を燃やす

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