何かを任せることで巻き込む

何かの実行委員を自主的にしているとしよう。
興味がある人を1人そこに誘えたとする。その新しく入った人に自律的に仕事をしてもらうことを求めてしまうのは難しいように思う。

それは元々やっていなかった仕事なのだし、やらなくても何とも無い、それまでと同じであることが理由として大きいと思う。巻き込むためには、新規で入った人に負担にならない程度、それでいて具体的な仕事を任せるのが良いのではないだろうか。

それでも任せっきりも良くない。サポートが必要だろう。初めての仕事を着手しはじめて、いろいろ疑問が浮かぶかもしれない。それが何のためにやることなのか、その仕事を効率よくこなすためのコツがあるんじゃないだろうか、こなすために必要な情報を他の人が知っているんじゃないだろうか、などなど。その疑問を解消することは単に効率よく仕事をこなすためだけではなく、教えてもらえる雰囲気を作る機会でもあるはず。

さらに言えば終えた頃に、「次は一人でやれそう」もしくは「次はもっと周りに負担をかけずにできそう」と思えるようになることが理想ではないだろうか。もちろんその頃に感謝を伝えることは重要であり、それが新しく来た人にとっての関わる理由に加わるはずだ。

数ヶ月前からFearless Changeという本の読書会に参加していて、それを思い返しながら、ふとこんなことを思いました。

Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン

そして、遠い記憶を思い返しながらの自戒でした。