小説サイトの次は動画サイトを作ろうとしていたが、没ネタにしたという話

小説サイトのSatoruyaを運営し始めて早一カ月以上。

まるで上手く行ってませんが、次に作りたい物について考えていました。
その中で没ネタをご紹介します。

次に作ろうとしていたのは動画サイトです。

そんなもの、そう簡単に作れないだろ、と突っ込まれるかもしれません。ですが、どうにかする方法を見つけました。
それはゲームのリアルタイムムービーを応用する方法です。

本来動画というのは画像を一枚一枚保存してパラパラ漫画の方法で流しています。このような物ではなく、画像やCGの動きをプログラムで指定して動かすというものです。

実際、この方法を使うとやり方にもよりますが、動画に使う容量を一気に削れます。具体例としてゲームのリアルタイムムービーを本格的に使用したゼルダの伝説 時のオカリナはわずか1.25Mバイトのカセットに30分以上のリアルタイムムービーを詰め込むことに成功しました。これはプリレンダムービー(つまり、通常の動画)を用いた結果、容量がCD三枚(単純計算で1.8GBから2.1GB)にも及んだファイナルファンタジー7とは雲泥の差です。

これで実現できれば皆運営に不満が溜まっているサイトから脱却し、新しくユーザーが盛り上がれる場所を作れるだろう、と考えていました。

で、作ろうとしたのですが、ここで大問題が発生しました。
もし仮にこのアイディアで個人でも動画投稿サイトを運営できる方法を確立できてサイトを作ったとして、動画を投稿してくれる人がいない

いかんせん、ゲームのリアルタイムムービーですのでYoutubeやTikTokで主流な実写の動画を作ることが出来ません。BGMだけの動画、ゆっくり解説や秘密結社鷹の爪のようなFLASHアニメ、よくてMMDのような3DCG動画に限られます。専用の動画制作ソフトを作り出す必要があり、他の動画制作ソフトは全く使えないという問題もあります。

そんなサイトに、動画を投稿したい人がどれだけいるのかというと、Youtuberのように再生数に応じてお金を貰える仕組みを実装したとしても、まぁいないでしょう。
実際他のサイトでは実現不可能な要素があったり、ユーザーの不満を解消する運営や仕組みが確立されていたとしても、人が来ないのはまぁSatoruyaの運営で痛感しました。

「ならお前ひとりだけで投稿して何とか盛り上げればいいだろ」と突っ込む方もいるでしょうが、正直小説などの文章ですら一日一回の投稿が限界です。動画となると鷹の爪のように一週間に一回が限界でしょう。それで盛り上がるとは考え難い。

「一番肝心なのは実写動画じゃないだろう。MAD動画が投稿できるかどうかだ」という人もいるでしょう。実際、上の仕組みでも十分MAD動画(例えば全く関係のないアニメ同士のキャラを会話させるように見せるとか)は十分可能だと思います。
ですが、このようなMAD動画は著作権侵害の問題があり、この問題を個人でどうにかできるとは到底思えません。

結局、上で上げたアイディアでの動画サイトを確立するには「Fate/Stay night」で有名なTYPE-MOONのような本気でADVを作れるチームが複数必要であり、そんなのを用意するのは私個人では不可能というわけです。

というわけで、この動画サイトのネタは没ネタとなります。

多分今年はこの記事が最後の更新となります。

というわけで、皆様、良いお年を。

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