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ボクは昭和生まれ。
高度経済成長期のことはよく知らない。
バブル景気の時期は学生だったし、崩壊した直後に仕事に就いたのでバブル期の景気の良さも知らない。
ただ、今思うことは昭和の時代は良かったなぁということ。

仕事に就き、最初にやらされたことがバブルの処理。
とある金融機関で取り立てやってたので、結構エグイ案件もあり心が病んだときもあった。
その後、世の中はIT主流の社会となりスピード社会になっていった。そして、非正規雇用とか増えて格差社会になっていった。平成の時代は失われた20年とも言われたりした。
ただ、社会が停滞してしまっているのかいえば企業は最高益を出すところもあってチグハグな世の中。結局、労働者が搾取され、株主や重役連中に利益が還元されているだけ。ここでも格差が広がっている。
政治も同じような感じかな。政治家は高給とりで、街ではその日暮らしをする人が増えている。

世の中では、アナログ的な思想や手法を「昭和」の言葉を使って表現したりしている。
とは言え、「令和」だからと言って社会が進化しているとは思わない。多くの人はきっと、不便な社会が「昭和」で便利な社会が「令和」という軸で考えているのだと思う。
IT化が進み生活の上ではだいぶ便利になったことは多い。しかし、そんな便利ツールを上手に活用できずにむしろ不便だと感じることも多い。要は進んだ技術に社会の仕組みが追い付いていない。

「昭和」生まれのボクに言わせれば、中途半端な「令和」なら「昭和」の時代の方がよっぽど良い。
もちろん便利な方がよい。個人の思考や企業は「令和」的思考になってきているので、それだけなら便利になっていくと思う。問題は政治や行政。
マイナンバーカード、給付金の申請・支払い、ワクチン接種予約などなど、「令和」的に進めているように見えるけど、実は裏側は「昭和」のまま。

科学技術は進歩し「令和」的な便利な仕組みがどんどん登場してくると思う。しかし、それを受け入れる社会や多くの人々の思考が「昭和」のままなので歪な社会になってしまう。

「昭和」の生まれのボクにとっては、どちらでもよいことだけど。

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