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2023年、ありがとうございました。

今年一年、お世話になったみなさまへ。
一年間、ありがとうございました。
お礼の気持ちも込めて、自分なりにこの一年を振り返ります。

子どもたちの育つ環境を育む

 今年は、休眠預金活用事業「あらゆる子どもの育ちを保障する地域総動」の事業統括者 兼 プログラムオフィサーとしての活動に多くのエネルギーを注ぎました。

 この事業では、不登校・行きしぶりの子たちとその保護者の方々が孤立を脱し、のびのびと育ち学ぶことのできる環境づくりを、県内6団体への伴走支援を通じて行っています。

 ある生物が命をつないでいくためには、成長の過程や一日の行動の中で多様な環境が必要。それはぼくら人間も同様で、子どもたちのさまざまなニーズに応えられる居場所や学びの場が学校や家庭以外に必要と考えています。

 来年は3年間の事業の2年目。今年に得られた多くの気づきと学び、そしてつながりを活かし。より多くの人たちの理解と参加を促していけるように、新たなチャレンジをしていこうと思います。

日野に来て5年が経過

 日野に来て5年が経ちました。昨年はじめた「しゃくなげ渓ウォーク」は当初目標だった1年を超えて、2年めのシーズンに入り、気のおけない常連の方々との豊かな時間に育ってきました。

 学区では公民館の広報委員長、集落では代理者(区長代理)の役をいただき、コミュニティ活動に深く関わる時間が増えました。苦労もありましたが、その分、仲間も増えました。

1年を経た頃のしゃくなげ渓だより(7-8月号)

高時川の流域自治の取り組み

 高時川の住民自治・流域自治の実現に、引き続き取り組んでいます。目下の課題は濁水問題(水源地のスキー場跡地と大規模風力発電開発計画に関連)。地元で頑張ってくれている人たちと情報を共有しながら、ぼくなりにできることを精一杯。さまざまな関係者や議員、行政の方々と、力を合わせ、リソースを集めて事態を解決していくことに取り組んでいます。
 琵琶湖の保全・再生を進めていくためにも、流入河川の住民自治が肝心だと思っています。

高時川と杉野川合流地点の濁りの差(左が高時川、右が杉野川)2023.1.22撮影

2度目の水俣訪問

 昨年の春に続き、今年の秋にも水俣を訪れました。大学時代の友人との再会、水俣病センター相思社への訪問など、今回も心に残る訪問でした。
 そんな折に、仲間を介して、高島の方から映画「水俣曼荼羅」の連続上映会を開催したいとの声がかかり、企画実施にスイッチが。来年は水俣について情報発信する機会が増えそうです。

水俣の海(湯の児)でのSUP体験(9月)

さいごに

 昨年のウクライナに続き、今年はパレスチナでの戦闘(虐殺・民族浄化)が始まってしまいました。国の政治も、メディアも、ボロリボロリと化けの皮が剥がれています。

 土地や資源を更に更に必要とする拡大志向が争いの要因であり、中枢権力のある巨大なシステムが搾取や腐敗の大きな要因であるならば、身の周りにあるもので、信頼できる仲間と、分散的に、豊かに暮らしていける術を高めていくことが、それへのオルタナティブ(代替)であるように思います。

 ローカルに、ローカルに、密度高く暮らすこと。それが、自分自身と仲間を助けることにも、グローバルな課題を解決することにもつながる。

 そんな思いを強くする年の瀬です。

 今年一年、ありがとうございました。
 また来年も、日々、チャレンジをしていこうと思います。
 よかったら、ご一緒ください。
 どうぞよろしくお願いいたします。

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