見出し画像

My fans 2024 [My fans]

プロローグ

皆さんは佐々木美玲さん、いや、みーぱんは好きですか?そうですね、好きですね。
逆に嫌いっていう人は日向坂ファンの中にいるんですか?
みーぱんはいつも笑顔で、obkで、日向坂のハッピーオーラを体現するメンバーのうちの一人でしょう。

みーぱんの魅力は楽曲の中にも遺憾無く発揮されていると思うんですね。
ライブやミュージックビデオの中で「あぁ、みーぱんはここでこんな表情をするんだぁ」と、その表現力に何度も見入ってしまいました。
新3期がひなあい初登場の回で、ぱるもみーぱんの魅力を「表現力に見惚れて,,,」と言っていたのを思い出します。さすが坂道オタク!よく観ているな。

あれはツアーの新横浜公演だったか。かとしタオルしか武器がない中でも、1人乗りトロッコで近くを通過するみーぱんに思わず「みーぱーーん!!!」と声を送ってしまいました。
Happy Train Tour 2023の追加公演でも、期待していない自分を「4期よ、これが手本だ!」と言わんばかりに演じきりましたね。

そんなみーぱんを、理不尽な理由で少し嫌いになってしまった事がありました。


みんなで行こうぜGo to heaven!

去る3月、みーぱん、キャプテン、山下の3人が宮崎市長を訪問する様子がひなあいで放送されました。
率先して宮崎市長にひなたフェスへの協力を要請するみーぱん。その時の率直な気持ちは「おーーーい、みーぱん、やめてくれー!」一択でした。
いや、これは本当に勘弁してほしかった。

この流れだとどうやら今年の秋頃、宮崎でライブが開催されてしまうではないか!それは勘弁。いや、やってくれ!蘇る伝説のひなあい2019宮崎ロケ。いや、ただよ、金がないって!!いずれ来るとはうすうす分かってはいたものの、金がないって!!往復は絶対飛行機乗りますやん!?
みーぱん、もうちょい待ってくれー!

みーぱんをほんの少しだけ嫌いになった理由は微課金勢である自分の懐事情によるものであった。みーぱん、スイマセンでした。

そして5回目のひな誕祭。満を辞して今年の秋頃、宮崎にてひなたフェスが開催される事が発表された。
「うぉー!金がないって!」
ひなたフェスの開催が発表されたその刹那、周りの歓声に混じって自分は無表情で「うおー」となんともいえないボリュームで声を発していた。

んんー。参った参った。
これはフェスに参加しないと絶対に後悔するヤツやんか。ただなぁ。ひなたフェス最初の障害はとにかく金がかかる事。夜行バスで大阪や仙台へ遠征に行くのとは訳が違う。
そんな自分を後押ししたのはひなたフェス開催発表のVにオードリーが映っていた事だ。声だけでなく、確実にオードリーの2人が映っていた。なぜ他事務所の2人をわざわざ映すのか。これはオードリーのフェス参戦も期待できそうではないか!
「こんなにも深い関係になるなんて」てなテロップもあったぞ。これはにおう。
いや、来なかったら来なかったでそれはそれ。
とにかくひなたフェスには参戦しよう!行かずに後悔などしてはおれぬ。
(ちなみに自分の夢は、どこかのアリーナサイズでいいから、ひなあいの公開収録的なライブを観ることです。誰か動いてくれぇ!)

オオオ 馬鹿になって
みんなで行こうぜ
Go to heaven!

メンバー数人 [ My fans ]

まぁ金の事は馬鹿になればセーフなのでね?!
ひなたフェス開催が発表された5回目のひな誕祭から数日、ついに自分は宮崎行きを決意するのであった。
ただし、フェス参戦を決めればそれでオーケーという訳ではなかった。フェス開催の発表から決断に数日を費やした自分には次なる障害が待ち受けていた。

「いや、宮崎市内でホテル取れねぇーじゃん!」

これには愕然とした。
フェス開催発表からものの3〜4日でビジネスホテルはもちろん、宮崎市内のホテルというホテルは満室状態である。残された選択は3泊なら13万の海辺に佇むコテージだけであった。
いや、これはなんとしても宮崎市内のビジネスホテルを確保したい。
自分の経験談から言えば、あまり電車に期待してはいけない事。これは仙台公演で痛感した事である(その話はまた後ほど)。そして歩きには自信があるので、ひなたサンマリンスタジアムから宮崎市内までなら最悪徒歩で帰れる。
なんとしても宮崎市内のホテルを押さえたい。
(その後3泊共、宮崎市内で確保できました!)

いやぁ疲れる疲れる。気苦労が絶えない。
しかしまぁ大々的に対策本部が表に出てくるフェスってなんなんだよって皆さん思いませんか?
自分は思いましたよ。このひなたフェスには乗り越えて行かねばならぬ様々な障害があるという事を、運営のお歴々が一番承知している事でしょう。なんやねん、金以外にも気苦労が絶えない事ばっかりやんか。

,,,だけれども、われわれ日向坂ファンはメンバーと契約を結んでいるんですよ。
知ってましたか?


身に覚えのない契約

My fans みなさんは好きですか?
自分は大好きです。初めて観たのは3回目のひな誕祭。煽り曲が日向坂にもあるんやなぁぐらいにしか思っていませんでした。

声出し解禁になってからは、絶対にライブで披露してほしい1曲となりました。
真っ赤に染まる客席。入れやすく、また盛り上がるコール。間奏にダンストラックがあれば最高だ!

そんなMy fansの要約は最初の2パートで済んでいると言っても過言ではない。
そして、最初の2パートこそが一番厄介な部分である。

私のためなら何でもするって
言ってくれたよね 覚えてる?

佐々木美玲 [ My fans ]

「いや、スイマセン、覚えてないっすねぇ,,,。えぇ、いや、そもそも佐々木さんとお会いした事ありませんよね?人違いではないでしょうか?えぇまぁ何か出来ることがあればしますけども。えぇ」

たとえ水の中 たとえ火の中も
躊躇うことないって誓ったでしょ?

加藤史帆 小坂菜緒 [ My fans ]

「いや、スイマセン、人違いではないでしょうか,,,?加藤さん、あなたとは1度ミーグリでお話をさせて頂きました。あの時は3回目のひな誕祭であなたが私に手を振ってくれたことをお話させて頂きました。いや、でも何かを誓ったという事は無かったと思いますよ。まぁ私も紳士でありたいのでね、そもそもあなた推しですし。たとえ火の中水の中でも場所を指定して頂ければお伺いいたしますので、何かあれば言ってください!」

「小坂さんスイマセン、たぶん人違いです!あ、実家を出る時にバイク売っちゃったんですけど、また車やバイクを買う事があれば自動車保険はソニー損保で検討します!」

おわかりだろうか。
上記の様な言い訳など通用しない。我々は日向坂のファンになった瞬間から身に覚えのない契約を結ばされているのである。
メンバーの為ならなんでもするし、
たとえ火の中水の中でも躊躇わない事を誓ったのである。
であるから宮崎まで遠いだとか、金がかかるだとか、そんな事は自動的に結ばれた契約の範囲内なので文句を言うのは野暮というものである。


自動的に結ばれた契約内容たちの一部

「ひなたフェスは台風の時期に開催されるけれども、躊躇う事なく飛行機を予約するって違ったでしょ?」

「台風で直前キャンセルになったらその後の九州旅行のスケジュールはどうなんの?なんて言わずに往復の飛行機を予約するって誓ったでしょ?」

「台風でフェス前日の飛行機は飛ばないけど次の日ちゃんとフェスはやりまーす!ってなったら、それでもなんとか宮崎まで来るって誓ったでしょ?」

「一通りの段取りがついても台風が来て飛行機が飛ばなくなったらと直前まで油断できずドキドキ気苦労が絶えない中でも取り乱さずに堂々としていますって言ったの覚えてる?」

「飛行機に乗った事はあっても、そもそも自分で手続きした事ないですけど、いい歳なんで自分で飛行機のチケット取ってみまーす!って言ったの覚えてる?」

「酷暑の安土城も彦根城もジュース1本で登り降りして来たあなたも、もう若者でなく真夏日の都心を散歩するだけで動悸がしてくる老いかけの身体になってしまいましたが、それでも宮崎の太陽に照らされますと誓ったでしょ?」

「まずは延岡か都城で部屋を取って、その後宮崎市内のホテルにキャンセル待ちが出てないか毎日の隙間時間で確認し、宮崎市内で3泊取れた後も少しでも安い部屋に変更できるよう、キャンセル待ちを注視してホテルロンダリングを繰り返すって誓ったでしょ?」

「今のところ往復の飛行機、ライブチケット、宮崎のホテル代だけで10万円に達する勢いで、その後せっかくの九州だからもう4泊ぐらいするかぁと羽を伸ばすと18万ぐらいになるけど、それはあなたの都合だから文句を言わないって言ったの覚えてる?」

いや、ほとんど金と台風の心配だけやな。
金はもう普段から節約していくしかない。
フェス前日に台風が来たら、それはフェス前日の飛行機を予約している全員に降りかかる問題やから、お前1人の問題ではない。なるようにしかならん!


エピローグ

推しのかとしが卒業を発表してしまった。
来年またひなたフェスが開催されても、そこにかとしは居ないという事だ。
鬼の形相でタルタルチキンを叫んだ丹生ちゃんもしかり。
海岸線で空を仰いだおたけは今年のひなたフェスにすら出ないだろう。

推しは推せる時に推さなければいけない。
こんな大規模イベントが来年また開催される保証などどこにもない。
金がどうこう言ってはいられない。

という訳で、ひなたフェス両日参戦します!

おおおっおっおー!
おおおっおっおー!
おおおっおー!

きっと後悔するでしょう

メンバー数人 [ My fans ]

「えっ!?」



サポートいただいた分はライブ遠征費に当てます!