超人になりたい

いちご味のいちごは嘘だと思っています。
こんばんは、satoriです。

超人になりたい。
まず超人を定義しよう。

①辞書的意味の超人とは、ふつうの人とはかけ離れた偉大な能力をもっている人。 並みはずれた能力をもつ人。 スーパーマン。
②哲学的分野の超人は、新しいあり方を体現する人類の呼称である。

そもそもなぜ私が超人になろうとしているのかは、ジェロニモに由来する。今からキン肉マンのネタバレを含むが、ネタバレに怒りが湧きすぎてバッファローマンの1000万パワーのようになってしまう方は読むのを控えたほうがいい。

キン肉マンは、ゆでたまご氏による日本の漫画作品だ。
至極シンプルにまとめるのであればバトル漫画だ。
初期はギャグマンガ路線だったが、プロレス的な肉弾戦がメインになる。家庭教師ヒットマンREBORN!と同じ道だ。

主人公のキン肉マン(キン肉スグル)は宇宙人であり、超人である。戦うのはもっぱら超人であり、彼らは人間ではない。

そんな超人だらけのバトルに唯一人間として戦う漢、それが推しのジェロニモである。作者のゆでたまご氏が読者からの「僕も超人になりたい」というファンレターに答えて登場させた『頑張れば人間でも超人に勝てる』を体現したキャラクターである。超人と渡り合った最強の人間、ドラゴンボールでいえばクリリン。少年であった私はいたく感銘を受け、今にいたる。私も超人になりたい。弁明しておくが、みんながONE PIECEを読んでいる中キン肉マンを読んでいただけで世代ではない。もう少し若い。

ジェロニモは他の超人達を『先輩』『さん』付けで呼び尊敬し、自分を一番の未熟者とし、努力を怠らない。
人間であることを隠して戦い続け、圧倒的格上の超人をなんとか倒した直後、さらに格上の超人に殺されるという作者さんそりゃないぜな展開。
だってオラは人間だから…』そう言い残して彼は息を引き取る。

作中本当に死んでしまったが、超人として生き返る。
もはや何を読まされているかわけがわからないと思うが、私はジェロニモになりたいのだ。努力し続けたら超人になれるわけだ。

私は会社員をしながら音楽をしているわけだが、明らかな超人がいる。
Björk、Iglooghost、Jacob Collier
もうこの人たちはギリギリ人間の形を保った超人である。
Björkなんか12歳でアルバムデビューしている。
私は完全に人間だ。大学から音楽を始めた。
頑張れば人間でも超人に勝てるのである。
芸術に勝ち負けはない、精神性の話だ。

じゃあ超人になるために何をするか。
人と違った経験をしまくって頭のネジをゆるやかに外していく。
全国の美術館を周り、福岡で緊縛師に亀甲縛りをされにいき、東京でウーパルーパーとダイオウグソクムシを食べ、埼玉でインドアスカイダイビングをし、石川で金箔を張り、鳥取砂丘を自転車で走る。

人生はやったことないことのスタンプラリーだ。
スタンプを集め実績を解放し、私は超人になっていく。
常識の薄皮を1枚まとったまま体液を超人に入れ替えていくのだ。
頑張れば人間でも超人に勝てることを君に見せたい。
私はジェロニモになりたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?