作曲をはじめよう~破~

こんばんはsatoriです。
消毒液のドロっとしたタイプが苦手です。

パート1は無理やり1曲作る方法でした。
前回に引き続き、パート2をお送りします。
『破』は、発展させる段階。 

鼻歌のメロディにコード(和音)を付ける方法です。
パート1からの優しさから一転、難易度高いです。
出来る限り簡単に説明したいと思います。

①鼻歌を歌う
②鼻歌からキー(後述)を割りだす
③コードをつける
の3段階になります。

録音できる環境なにもないよーって人は携帯にGarageBandをダウンロードしましょう。録音・作曲するソフト、無料です。

一点注意ですが、以下の説明では厳密に言えば違うことも含まれます。わかりやすさのため全てカットしていますので、ご了承いただける方のみお進みください。

始めます。

①鼻歌を歌う
最初から全部やろうとすると挫折するので、サビっぽい鼻歌を作ってみましょう。なんとなくでいいです。
できたら、ピアノやその他の楽器を使ってその鼻歌が正しくはどの音なのかを確認します。なんとなく歌った鼻歌の多くは音程が曖昧なため、メロディを整える必要があります。

鼻歌の音程がピアノだとどこなのかわからない。
という方いると思います。
鼻歌をピアノに置き換える作業はそれを矯正する練習でもあります。音感のトレーニングにもなります。気長にやりましょう。

②鼻歌からキーを割りだす
キーとは何か、例えるなら部活です。
ドレミファソラシドってすごいまとまった感じありませんか?
ああいうまとまりを感じる音のグループが何個かあるわけです。
部活みたいなもんです。

あなたの作った鼻歌ちゃんが何部に入ったらいいか探していくわけです。
あなた足早いから陸上部入ったら?サッカー部もいいかもね。みたいな感じ。

キーを特定することで1000個(適当)ぐらいあるコードの中からメロディに合うコードが見つけやすくなるわけです。

図、作っちゃいました。

これ、めちゃくちゃわかりやすいのでスクショしておくといいと思います。画像、現役バリバリのデザイナーさんにお願いしています。こんなふざけた画像作らせるのちょっと興奮しますね。月舘おもち先生ありがとうございます。

鼻歌に含まれるメロディ(ドレミ)を書き出してこの図に照らし合わせましょう。
メロディに黒鍵が何個出てくるのかは大きなヒントになります。
♭は半音下、#は半音上です。
ファ#とソ♭みたいなのは同じと考えてオッケーです。

〇キーかも!っていうのがきっとあるはずです。
CキーかGキーかどっちかわからないみたいなのも大丈夫です。あとで説明します。
全くわからなければ、①の段階でどこか音がうまく取り切れていないか、
部分的に他のキーから音を使う複雑なメロディーを作った可能性もあるので、今回は一旦諦めて簡単なメロディーを作るのもありです。
簡単なメロディーっていうのは童謡みたいなやつ。
童謡なんてどうよ?はは。面白いですね。

ここでひとつ例を出してみましょう。
全く作曲をしたことがない人景明(かげあき)氏に鼻歌を歌ってもらいました。

赤ちゃんでいう産声です。最高ですね。
産声、まだまだ募集中です。
この場合、メロディーに『ド、レ、ミ♭、ファ、ソ、シ♭』が含まれていますので、図と照らし合わせてB♭かE♭キーだとわかるわけです。
一旦自分で頑張ってみてわからなければ鼻歌を私に送ってください。お手伝いします。まずは自分で頑張ることです。

キー、だいたいわかりましたでしょうか?

③コードをつける
②で割り出したキーに含まれる音を一個飛ばしで重ねるとコードになります。
キー=Cだったらド(レ)ミ(ファ)ソ=ドミソ=Cコードみたいな感じです。簡単じゃないです?

図、作っちゃいました。

一気に音楽っぽくなってびっくりすると思いますが、敵ではありません。
味方です。
この図は、キー早見表の音名をひとつ飛ばしで出来上がったコードをまとめたもので、ダイアトニックコードと呼ばれます。コードの弾き方はネットで調べましょう。

CキーかGキーかどちらかわからないような場合ですが、図の左から『一番目』と『四番目』のコードを弾いてみてしっくりくるほうを選びましょう。説明します。

『キー=C』の場合、C,Dm,Em,F,G,Am,Bm-5
左から数えて『一番目』=C、『四番目』=F
CとFを弾いて確かめればOK。

『キー=G』の場合、G,Am,Bm,C,D,Em,F#m-5
左から数えて『一番目』=G、『四番目』=C
GとCを弾いて確かめればOK。

両方ともCが共通しているのでFとGどっちがしっくりくるかでキーを特定します。それでも怪しければ他のコードも弾いてみてください。

それでは例のメロディにコードをつけてみます。
先述した通りド、レ、ミ♭、ファ、ソ、シ♭が含まれているため、キー早見表に当てはめるとキーはB♭かE♭だとわかります。一番最後の落ち着く音がキーになることが多く、このメロディの場合E♭=ミ♭なので十中八九キーはE♭ですが、せっかくなので両方試してみましょう。

キーがE♭だとわかったのでダイアトニックコード表から『E♭ Fm Gm A♭ B♭ Cm Dm-5』が使えることがわかります。

ここまできたら7つのコードから合いそうなものをセンスで選びます。
なーんとなくでいいです。合いそうなやつあると思います。

うまくいかなくても全然大丈夫です。
作曲始めたての赤ちゃんなんだから。

さて、コードを選ぶ際に手助けとなるのが画像の一番下にある機能欄です。
本当はT=トニック、SD=サブドミナント、D=ドミナントみたいな難しい名前がついているんですが、私が勝手におうち、外出、ホームシックに置き換えました。

おうちの機能を持ったコードは落ち着いた感じ、外出は景色が変わった感じ、ホームシックはおうちに帰りたくなることが多いです。
合唱コンクールなんかで礼をする時に使われるコードはC G Cなんですが、機能でいうとおうち→ホームシック→おうちになります。
GからCに戻るときおうちに戻ってきたような感覚になりませんか?

世の中の曲ってサビ入った瞬間気持ちいいですよね。あれはサビに入る瞬間にホームシック→おうち、ホームシック→外出みたいな流れになっていることが多いからです。ドミナントモーションっていう必殺技みたいな名前が付いています。
ホームシックになったらおうちに帰りたいですもんね。私は仕事をしているとき常におうちに帰りたいです。人生のドミナントモーションですね。

あれれー?同じコードなのに機能違うことがあるの?と思った方、鋭いです。バスケ部でエースでもサッカー部に入れられたら役割が変わるのです。

ダイアトニックコードで先にコードの流れを作ってからメロディ乗せるもありですが、メロディの自由度が下がるのでメロディから作る方法もできる方が後々良いと思います。

①鼻歌を歌ってピアノで音程を探す。
②鼻歌からキー(何部か)を割りだす。
③ダイアトニックコードからコードをつける。

本だと結構なボリュームなものを短くまとめたので情報不足ですが、ここまでを一個づつ理解していけば鼻歌にコードがつけられるはずです。

ここわからないぞ!っていうのあれば聞いてください。教えます。
この記事をみて曲を作ったスーパーベイビーがいらっしゃいましたらぜひ聴かせてください。

今日はここまで。

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