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福田花音論(2014.05.15)

傑作選第一弾は、もう5年弱ほど前に書いた記事ですが、
「福田花音論」を載せたいと思います。
一応そのまま載せるのはいろいろ古さとかもあるので
あとがき的なものを追加したり一部削除したりします。

ここから本文です。はじめに

この更新は某「タモリ論」のごとく、おいらにとっての福田花音を語るものであり、
網羅性、確実性などが二の次となっていることをご了承下さい。

興味を持ったきっかけ

最初に福田花音に興味をもったきっかけは前田憂佳でした。
渋谷公会堂での初めての新人公演も見に行っているものの、
注目し始めたのは品川ステラボールで見てからです。
パフォーマンスとしては拙いものの、本人のアイドル性で人気なのはよくわかりました。
しかし、持ち前のぁまのじゃく体質ゆえ、前田憂佳の人気の出る図式に対抗したくなりました。
そこで目をつけたのは、何かと対比されているように感じた福田花音でした。
可愛いし、前田憂佳よりは安定して歌えていたように思いました。
今までは歌唱力に不安の残るメンバーを推すことが多かったので、
エッグでは歌える方の福田花音を推すというのも新しい試みと感じたためです。

そこから一応正規メンバーをメインとしながらも、ちょくちょく新人公演に行き始めました。
そこでわかったのは、前田憂佳と小川紗季がツートップなんだな、ということでした。
そして、福田花音がハロプロエッグの中では「推されの中の干され」であるということ。
今までは割りと「干されの中の推され」を推すことが多かったので新鮮でした。
舞台出演が豊富だったりFC限定のブログ開設が早かったりと、
推されてることを実感する箇所もあったと思います。
が、やっぱり基本的にはハロプロだったらステージでのパフォーマンスが勝負どころなわけで、
新人公演がエッグとしてのメインの仕事という感じだったと思います。
そうすると、アイドル性で前田憂佳に負け、歌唱力で小川紗季に負ける。
そんなことをしていたら和田彩花の美しさの伸びがすごく、
それ以前から和田彩花の天然の笑いの爆発力はたびたびMCで取り上げられていました。
事前に考えて臨むタイプの福田花音にとって分が悪いのは間違いなかった。
そうして、小川紗季、前田憂佳、和田彩花が新人公演でソロを歌う中、
福田花音は結局最後までソロ歌唱は出来ないままエッグを卒業することになるのでした。

初めてのユニット加入

時間の針を少し戻しまして。
一定の勘は働く福田花音にとって、この3人には明確に負けてるのが
感覚で理解出来てたのではないか、と推測しています。
そんな中、ハロプロエッグから選抜されたしゅごキャラ!のユニットができることになりました。
個人的に、「これ選ばれなかったらファンとして非常に心折れるな」と思いました。
その前には、後輩である真野恵里菜がソロデビューすることが決まっていたからです。
福田花音が選ばれていることを祈りながらしゅごキャラ!まつり in ODAIBAに行きました。
結果として、福田花音はアミュレットクローバーに選ばれていました。
本当に安心したとともに、これで売上が良くなかったらハロプロへの道が
相当に険しくなるなと思い、人生初の複数枚購入を行うことになります。
最初にみんなのたまごを聞いたときは、この中では推されてないけど、
他の人に比べて歌声に安心感がありました。
ミュージカルのしゅごキャラ!では、前田憂佳が主役ながら、
経験の違いで存在感を魅せつけることが出来たのではと今でも思っています。

スマイレージ結成

また時計の針を少し戻して。
新人公演にて、新ユニットの結成とメンバーがつんく♂より発表されました。
後ほど動画共有サイトにて公開された動画で、エッグが集められ、つんく♂より
発表は小川紗季、前田憂佳、和田彩花、福田花音の順番で告げられました。
関西に遠征に出かけていた帰りにこの一報を聞いて、「全力の構成だな」と思いました。
ジャニーズのようにベテランから新人まで混ぜるのではなく、今のTOPを集めたな、と。
動画で心境に「びっくり」としか答えられていませんでしたが、その胸中では
選ばれた喜びと、「この3人と4人でか」という思いでパニクったのかなと。
さらには「呼ばれるのが最後」ということもひっかかっていたのかもしれません。

もちろん、4人で活動していくなかで協力していく場面も多々あったと思いますが、
他の3人に負けないようにするにはどうしたらいいのかをずっと模索していたんだと思います。
笑顔キャンペーンの時も、デビュー決定後も。
オリジナル曲の歌割りやダンス位置を見ても、どちらかと言えば目立たない存在で、
そんな中でどうしていけばいいのか悩んでいたのではないでしょうか。
それに加え、スタッフ側からは番組に出演する際などにキャラをちゃんと用意して、
という指示が出ていたようで、福田花音は目立つコメントに加えて、
「シンデレラの生まれ変わり」というキャラクターを編み出します。
賛否を呼んだこのキャラクターで、しかし印象を残すという目的は達成されました。
今自分が他の3人よりできることはこれだけなんだ、とばかりに各所で披露していました。

東武池袋屋上の「号泣事件」

が、ここであの有名な「号泣事件」が起こります。
東武池袋の屋上広場にてミニライブをしている最中のMCで、
福田さん以外のメンバーがシンデレラの生まれ変わりを披露する件がありまして。
そこで明らかに他のメンバーの方が歓声が大きく、泣きだしてしまいました。
自分の数少ない勝負どころで他メンバーに持って行かれたとなれば、他に何がある?
その後、日本レコード大賞で最優秀新人賞を受賞するなど、
グループの1年目としては順調なスタートを切った中、個人としてはもんもんとすることの
多かった年なのかな、というのも感じていました。
FC限定時代にはカリスマブロガーと一部に言われたほどのブログも、
和田彩花の「バイバイ」の破壊力に負けているように思いました。

それでも、スマイレージのメンバーとして生きていく

そして、新メンバー発表、小川紗季の卒業、前田憂佳の卒業。
どれも「他の3人に負けないようにするには」なんてことを考えてる余裕がなくなるイベント。
多分新メンバー発表の時なんかは、そんなこと新たに悩みのタネにしてる場合じゃない、
なんて考えていたのではないかな、と今から考えれば思うわけです。
いよいよくすぶってるわけにはいかなくなったというか。
でも、ショートカットの時に、小川紗季が体調不良かなんかで歌えなくて、
最後の「旅したい」を福田花音がやった時があって、小川紗季ほどまでではないけど
何とか歌えていて驚きました。この頃から小川紗季にも負けないような
パフォーマンスへの道が見えたような気がいちファンとしてしていました。
今のパフォーマンス能力はご覧のとおりです。

そして今(※2014年当時)

現在(※2014年当時)の福田花音といえば、「こじらせ」という形容詞で表されることも増えましたが、
Twitterという武器も増え、非常にのびのびしているなと感じます。
ハロショイベなどもありますが、できればソロラジオやUstなど、
のびのびする場所がもうひとつくらいあるとより良いな、と思います。

そして7月に控えていた初スマイレージ武道館公演を宣伝して了。

あとがき

そこから「まろ」というあだ名を自ら発信し、ヲタを
「マロテスカー」とめいめい(命名)。
2015年11月まで、グループの改名や新メンバー加入を乗り越え
やりきり、日本武道館で集大成を見せて卒業しました。
その後、作詞家としてハロプロを中心に作詞や仮歌も自ら
入れていたりしていましたが、2020年にアップフロントを退社。
3月にZOCの新メンバー「巫まろ」として加入しました。
もしこの文章で興味を持たれた方がいましたら、YouTubeで
「アイドル三十六房 福田花音」で検索してみてください。
※公式のアップロードではないため動画は貼り付けません
現在(※2020年現在)アンジュルムと改名したスマイレージは、
2期メンバーの竹内朱莉さんをリーダーとし、ハロプロでも
モーニング娘。に次ぐグループとして歴史を重ねています。
新メンバーオーディションも進行中のようです。
特に好きな曲のMusic Videoを貼っておきますので聞いてください。


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