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第1回おうちでレガシーチャンピオンシップに参加しました

はじめに

皆様、楽しいTCGライフをお送りでしょうか。
わたしは先日参加した第1回おうちでレガシーチャンピオンシップで優勝しました!
TOP1記念は流石に記録に残しておこうと思ったため、記事を書くことにしました。
デッキリストは第62回おうちでレガシーで使用したものからほぼ変わっていませんが、改めて簡単な解説と変更したサイドボードについてちょこっとコメントしておきたいと思います。

リストについて

最近の環境の認識

最近はMOリーグにもそんなに潜っていないので詳細を把握しているわけではありませんでしたが、3月の禁止改定でURデルバーの弱体化と白単イニシアチブの消滅によってコンボが台頭してきたという一般的な認識は持っていました。
また8Cast系などのアーティファクトデッキも地位が若干良くなったという話もあったので、依然としてアーティファクト対策は緩まることはないだろうという見立てでした。
またイニシアチブ系デッキは白単が消えただけで緑赤などのタイプが台頭してきており、《虚空の杯》と《三なる宝球》へ対応を求められることは以前から変わらないという認識でした。
結局は完成度の高い突出した2つのアーキタイプが弱体化したものの、これらのコンセプトを引き継ぐデッキが環境に存在するのでコンボが増えはしたが使用されるカードにはそこまで変化はない、という認識でいました。
なので特にメインボードは変更せずにサイドボードを少し弄くる程度の変更をしています。

デッキリスト

以下がデッキリストです。

使用デッキはいつものSong of Echo


Song of Echoというデッキ

過去記事からの繰り返しですが、このデッキの勝ち筋は以下の3つになります(私の過去記事参照)。

・創造の歌ストームルート
・ナーセットエコールート
・サーガビートダウンルート

創造の歌ストームルートは、マナファクトを引いた枚数でキルターンが決定すると言っても過言ではありません。妨害を持たない相手であれば、最も早く楽に勝てるルートです。相手の盤面でリーサルが出ていても、創造の歌をトップして適当な0マナカードがあれば逆転できるのが最大の強みです。

ナーセットエコールートは、盤面を形成しない(もしくは形成するのが遅い)デッキに最も効果的です。反面、展開力の早いイニシアチブなどには効果が薄い場合があります。《永劫のこだま》から《創造の歌》を探しに行くこともよくあるので、《創造の歌》ストームルートをバックアップするギミックでもあります(《永劫のこだま》は墓地対策にもなります)。

サーガビートダウンルートは、マナアーティファクトをばらまいてトークンを2体生成するだけでイージーウィンできるルートです。ただしGame1をこれで勝利すると、Game2以降はアーティファクトへのキツい対策カードに注意が必要です。

これらのすべての動きは、マナアーティファクトによる加速力と展開力によって支えられています。また、その展開力は《電位式リレー》によるアドバンテージを大きく稼ぐ動きにも貢献します。1:1交換を繰り返すUR系のデッキやコントロールデッキのGame1は、《電位式リレー》を経由して手数で攻めればだいたい勝てます

引き次第ですが、早いキルターンで攻めることができたり、ナーセットや《撤廃》で相手を妨害して展開を遅らせながら《創造の歌》を設置するなど、意外と選択肢がありそこそこの対応力も見せてくれるデッキです。
マナファクトへの依存度が高いため、マナファクトの機能不全がこのデッキへの対策になります。うまくハマるとこちらは何もできなくなります。

従来からの変更点

メインボードは変更なしです(変更はないのですがより良いマナベースの探究はずっと続けています…《古えの墳墓》とマナフィルターに僅かな光明を感じます)。

今までは主にUR対策でサイドボードに《虚空の杯》を入れていたのですが、《表現の反復》が消えてデッキを掘る力が弱くなったURデルバーは、”《電位式リレー》のアドバンテージの洪水でなんとかなるっしょ。”と思ったので、《虚空の杯》を不採用にして《狼狽の嵐》を増量しました(《溶融》や相手のWillに《狼狽の嵐》をぶつける算段)。
また、これは《実物提示教育》への睨みを効かせることも目的で(《だましうち》?それは知りません。強いて言うなら《真髄の針》があるので…)、あとは効きそうな相手にサイドインすれば良いという考えで採用しました。もともと《虚空の杯》はブレストポンダーと《紅蓮破》のシャットアウトが主目的ですが、《狼狽の嵐》でも近い働きはしてくれるんじゃないかなぁと思ったので思い切って置き換えました(上で言っている通りデルバーは掘る力が弱いしドロースペルまでいじめなくてもいいや、という判断)。
あとはWillを構えてくるドゥームズデイなんかも居そうだなぁと思い、これはこちらのWill一枚では対処できないことがあるのでWill+《思考停止》と《狼狽の嵐》の8枚体制で対応するという意図で《狼狽の嵐》を増やしました。
実際に役に立ったかというと、マッチアップ的にあまり活躍はしませんでしたね…

第1回おうちでレガシーでのマッチアップと所感など

結果を先に載せておくとこのような感じでした(2回も同じ人に当たりました…)
R1 WW       WBイニシアチブ
R2 WLW      RUGミッドレンジ
R3 LWL       ダイスファクトリー
R4 WW       monoRペインター
R5 ID          サーガドレノペインターデプス
SE1 LWW    monoRペインター
SE2 WW      EsperStoneBlade
SE3 LWW    ダイスファクトリー

以下、各マッチアップのメモから記憶の限り書き出しておきますが、細かい展開を覚えていないマッチがいくつかあって対戦相手の方には申し訳ないです…

R1 WBイニシアチブ WW

G1 チャリ1から《ファイレクシアの検閲官》を出されるも、サーガからスペルボム、《撤廃》でうまくかわしてナーセットエコーから《創造の歌》ストームで《思考停止》フィニッシュ。お相手、顔メタでチャリスX=0で出しておけばよかったとのこと(危なかった)。
G2 お相手ダブマリ、チャリ2枚キープしていた模様。一枚をWillするも二枚目チャリ0、だがこちらのサーガビートが止まらず勝ち。お相手白行進を持っていたらしいが《裏切り者の都》と《魂の洞窟》でインスタント・ソーサリー用の白マナが出ず、サーガを対処できなかったとのこと。

(余談ですが《ファイレクシアの検閲官》を出されたけれどうまく対処できる札をこちらが持っていたので、今日はツイてるかも?と予感したゲームでした)

R2 RUGミッドレンジ WLW

G1 《創造の歌》を《夏の帳》で通して勝ち
G2 諸々捌かれて《溜め込み屋のアウフ》出されてまけ
G3 《電位式リレー》が複数回リレーして勝ち
(上ブレして調子の良さを実感)

R3 ダイスファクトリー LWL

フィーチャーされていましたので、アーカイブ動画を参照。

G1 サーガで殴り負け
G2 サーガで殴り勝ち
G3 サーガで殴り負け
(G3に、なぜかサーガ3章で《機能不全ダニ》をサーチしてしまい、相手のサーガトークンを処理できなくて負けというプレミでした。でも相手の構築物一体除去しても問題にならないくらい相手の盤面はできていたので、《創造の歌》トップしない限り負けだなと思いました)。

R4  monoRペインター WW

G1 《創造の歌》ストームが決まって勝ち
G2 《創造の歌》ストームで、たしか後手T2Killくらいで勝ち
(《紅蓮破》が飛び交う厳しいゲームを想定していましたが、意外にも《創造の歌》ストームで2タテしていました。)

R5  サーガドレノペインターデプス ID

個人的にこのデッキと対戦してみたかったので斬り合っても良かったのですが、日和ってIDすることにしました。仲良くスイスを2位3位通過しました。

気づけばスイスランドを2位で通過…今日は何かがおかしいぞ…

SE1  monoRペインター LWW

フィーチャーされていましたので、アーカイブ動画を参照。

G1 こちらサーガを2枚出したものの、創造カーン、相手の《ケイオス・ディファイラー》が止まらないと判断して投了。暗雲立ち込める
G2 LEDエコー→LEDエコーするも止まる… 《真髄の針》で《丸砥石》指定で時間を稼ぐことができて、《創造の歌》ストームから《ハーキルの召喚術》で勝ち
G3 T1《トーモッドの墓所》を盤面に、後手T2ナーセットエコーするもつながらず、相手の盤面にペインターと《丸砥石》が揃うも、《真髄の針》素キャストで止め、《撤廃》を構えながらサーガトークンで攻めるがパイロで止められ、《墓掘りの檻》を《撤廃》して再びLEDナーセットエコー、返しでお相手創造カーン、トーモッドの墓所をクリーチャー化しようとするがそれを《撤廃》でかわし、その後こちらの《残響する真実》でカーンを戻し、サーガ3章で青スペルボムサーチ、《四肢切断》でペインター除去、青スペルボムで相手の溶接工をバウンス、それに対応溶接工能力でペインターを戻してブロッカーにしようとするも更にこちらが《トーモッドの墓所》で対応、お相手ブロッカーがおらずサーガトークンの攻撃が通るので投了(グダってしまったのでアツい戦いでしたので動画参照です…)。
エコーを打って通るまではいいものの、能動的に勝てる札が来ず大変でした…

SE2  EsperStoneBlade WW

申し訳ないですがここだけ対戦の記憶が飛んでおり…なにかひどいことをしたような記憶がぼんやりあります…(前後のゲームのカロリーが高くて記憶がすっぽり抜けてしまいました…)

SE3  ダイスファクトリー LWW

スイスラウンドで負けたマッチアップでしたが果たして…
決勝卓ですので、アーカイブ動画を参照。

G1 お相手先手T1モノリスと多用途の鍵から《大いなる創造者、カーン》負け。
マッサン「あ~Hahahaha~!サトール死亡確認んん~~www」
G2 ああ、このまま創造カーンと磁石のゴーレムに屈してあっさり負けてしまうのか…ということを危惧しながら、こちら先手T1サーガ展開、お相手のモノリスをWillで消して構築物で攻め立てつつ、《霊体のヤギ角》を《機能不全ダニ》で追放してマナ嵌めして勝ち。(ここまで10分
G3 お相手T1モノリスモノリス《磁石のゴーレム》…こちら島から手札を公開して1マナ払って《土地譲渡》。
T2磁石のゴーレムパンチ、こちらT2金属術未達成で《電位式リレー》が打てず!!プレミ!!仕方がないのでブレインフリーズを自分に打ち、エコーが落ちる。
T3《ウルザの後継、カーン》から構築物生成、ゴーレムパンチこちらライフ10、こちらはドローゴー。
T4ゴーレムと構築物コンバット、構築物を《撤廃》してこちら残ライフ5、その後こちらはドローゴー。
T5お相手コンバットに対応して《ハーキルの召喚術》で耐えるが磁石のゴーレムなど再展開、
その後こちらのターンで《金属モックス》展開から墓地のエコーを4マナでキャスト、引き直した7枚からオパモLEDLED、再びエコーキャスト、セットランドから《創造の歌》、オパモLEDペタル撤廃…とストーム稼いで《ハーキルの召喚術》から《思考停止》で勝ち!最初のエコーでLEDLEDエコーを引き込めたことが奇跡としか言いようがない展開でなんとか勝てました…
Congratulations!!

おわりに

参加者の皆様お疲れ様でした。対戦してくださった方々、ありがとうございました。また、このような場を設けてくださったマッサンさんと、運営に協力された方々に感謝したいと思います。
そもそも各週のおうちでレガシーも、なかなか昼間にまとまって時間が取れない勢にとっては本当に貴重な機会なので、毎週開催するバイタリティには頭が下がります…

賞品は、決勝戦の前に相談をして私はアノアデザイン様のプレイマットとジャッジ報奨《Animate Dead》、拡張サインド《大祖始》を頂きました!

今回の賞品。ありがとうございました!

プレイマットを前からほしいと思っていたのでこれが一番嬉しかったですね!ただし使うのは少しもったいないので、優勝記念で飾っておこうと思います。

全マッチ通しての感想は、極端にこちらの引きが偏るゲームが少なかったこと、思ったよりもこちらのリソースに干渉してくる展開がそれほど多くなく、意外と創造の歌ストームが決まって勝てたので(配信外ではちゃんと決めてましたから)良かったなぁと思いました(小並感)。
SE3のG3、磁石のゴーレムはこちらのマナアーティファクトの展開を阻害しないのでどうにか勝てましたが、これが《アメジストのとげ》や《抵抗の宝球》だったら、エコーの7ドローでLEDLEDエコーを引き込めていても、勝ちの目はなかったので噛み合いの妙でした(そもそも、今日のこの方との以前の対戦ではナーセットエコーも《創造の歌》も見せられなかったので若干ストームへの警戒が薄れていたのだろうか。構築物で殴り合いをしたら普通に展開力とサイズで負けるのに、そういう引きばっかりでした)。

構築については、今のところメインボードは安定していてそんなにいじるところがなく、これからの強化に期待です。このデッキはあくまでコンボデッキですので、諸々決まれば勝ちますし、致命的な対策を受ければあっさり負けるデッキです。ですが、あまりにアーティファクト対策とストーム対策がキツい環境でなければ、デッキの地力はそれなりにあると思っています。
これから指輪物語のリリースもあるので、追加戦力に期待したいですね!

ここまで読んでいただいてありがとうごさいます!
まさかの第一回大会で結果を残すとは思ってもみなかったことですが(もちろん勝つ気でやっていましたけれども)、好きなカードを使って結果を残すことができて、今はとても満足しています!

皆様に良い構築のアイディアが降ってきますように。
それではまた。

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