「モード」に入る ①
コーチになってから自身の経験のボックスを探し直す事が増えた。
選手達には有効的に強くなってほしいので、レースラフティングと言うスポーツのキャリアの中から彼らの役に立つものを探す。
上手くいった時、そうでない時。
13年のプロ選手生活、9回の世界選手権出場の中から
「実際に行った事」「結果と傾向」「統計的な事実」を整理してみている。
今日書くのは私が23歳の時。選手1年目。2011年10月コスタリカでの世界選手権に向けて実際に私が行った事である。
この大会でチームは2連覇を達成。前年2010年に世界一になったメンバーが4名フルで継続している状態のチームだ。
先に言っておきたいの今から書くことは最初から知っていた事では無い。
むしろ「これしか思いつかなかった」という事である。
①友人と距離を置く(お酒の制限)
②日記
③やることを1つに絞った
この三つである。
2011年1月にプロ選手になり、306日後の世界選手権で優勝が目標だ。時間が少ない。しかも練習生時代は左漕ぎだったが、右漕ぎにポジション変更。ただでさえ実力が不足しているのに焦りは凄かった。
①の「友人と距離を置く」はこの焦りからそうなった。大学を卒業したばかりなのでコミニティとしては学生時代がまだ色濃い時期だ。社会人になりお金がある程度あると当然飲み会に行く。まだ皆新人なので会社などでストレスもあったと思う。この時期の若者が楽しい思いをするのにお酒は最も簡単でリーズナブルだと思っている。
私もお酒は大好きだし、気の合う仲間なら何時間でも飲める。
しかし、飲みに行く時間や次の日がオフでも少しでも体を回復させたい思いから一定期間友人との交流をかなり絶った。もちろん100%絶ったのではなく3ヶ月に1回くらいはOKとした。この時期は面白いくらい友達が減った。通知もほとんど来なくなった。
これによりオフの前日は時間を気にせずに個人練習を納得行くまでやれたし、オフの日も回復に完全にエネルギーを使えた。
これに伴いアルコール類も自宅(この時期は寮で生活)には置かない事を徹底した。会社の集まりや新年の家族との集まりは祝い事なのでOKとした。
②、③については後日記載する。
ここまで読んでくれてありがとう!
小泉聡
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