酔っ払い

自分にばかり、酔っ払っている場合じゃないのだが
私が私が私が私がと言いながら 誰に向かって話してるのかわからなくなる

でもそんな誰だったかわからない顔した友人が

お前は、と言って私に話し始める。

ついに見えてきた自分の、やっぱり自分の気持ち悪い「自分」の正体は、ひとをひととしてなんか見ていない目をしていた。