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Re-post Magazine

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リポスト集。過去にポストした詩をマガジン関係なく拾って落とします。
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2016年2月の記事一覧

青春

ビニール傘で守れるくらいの物で
あたしは満足できなかった
貴方はいつも優しかったけど
あたしはそれに気づけなかった

ねぇ、もういい、もういい?
聖域はもうすぐ暴かれる

花の蜜を吸って
光を愛して
爛れていく肌を見ているしかなかった
そろそろ飽きたよ

ねぇ、もういい、もういい?
かつて栄えたページ0

あふれてしまったゴミ箱
横目で見ながら胃液を飲んだ
人事部は凄惨な場所
答えなど知らない

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産業が刺さる
野望を持ってるくらいが似合う
全部その手に抱えたままで
待ってて


産業が振り向く
その目が致命傷になる
トラップ仕掛けながら
待ってて


産業が裏切る
痛いの痛いの飛んでけ
伝えに行くから
待ってて

はいはい

うわの空の上で弱音はいたら命に関わるよ
今日もあんたのタバコの煙がゆっくりあたしを殺す
あたしの職業なら女なんて
かっこいいこと言えればまだいいけど
大きな花束がほしいし
引きずるほどのドレスも着たいし

どうせ手に入れれば砕けるような代物だけど
はじめて知る命の温度なら
癖になりそう

つまらない音階と努力を
ばかにするしか脳がない
コンプレックスがかならずしも
他殺に終わるとは信じたくない

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生意気が功を奏して
得てきたものはすべて短命
きちんと眠るたびにすべてが
他人のような顔を見せる気がして
昨日と今日を分けられない

捨てたり拾ったりしながら
浪費癖がどこが憎めなかったり
刹那的な美しさを諦めきれなかったり
嫌われたって構わないけれど
賞賛よりも確かな言葉を