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なんで久しぶりのクルマにMINIを選んだか


クルマを再び生活に取り入れて、昨日で1年経った。

19歳のときに免許を取り、クルマに乗り始めて40年近く経つわけだが、約18年、自家用車をもたない時期があった。

その直接的な理由は、関西から東京に転勤したことだ。

関西ではクルマを使い倒していた。
関西地方ってコンパクトに観光地が集まっており、北陸や伊勢や山陰や山陽や四国にも、ちょっと走れば手が届く。しかも渋滞も(東京に比べれば)少なく、クルマを持つ意味があった。

だから、クルマを酷使して遊んでいた。
何に乗っていたか、とかは、こちらに書いた。



でも、東京に転勤が決まって、クルマを捨てることにした。
転勤から18年、クルマを買わなかった。

なぜなら「東京ではクルマはいらない」からだ。

首都圏は電車が異様に便利だし、タクシーもたくさん走っている。
どう考えても、電車&タクシーで移動するほうが便利だし、クルマを購入&維持するよりお金もかからない。

しかも都内は時間貸しの駐車場が空いてないし、なにより高い。
オフィスがある青山なんて12分440円である。しかもたいてい満車。駐車場所を探すだけで時間がどんどん過ぎていく・・・。

そのうえ、元々の人口が多いので、どこに行っても混んでいる。
週末のアウトドア遊びのためにクルマを買っても、一度渋滞にはまると首都圏を脱出するだけで2時間くらいかかる。

いっそ新幹線とかで遠出して、その駅を中心にレンタカーで動いた方がずっとラクチンだし早いのである。


では、なぜ去年、クルマ生活を再開したか。

突然のアニサキス・アレルギーで魚介類すべて食べられなくなったせいである。

またその話かよ、と思われると申し訳ないので、簡単に書こう。

人生において食に情熱をかなりかけてきたので、それを失った欠落感をどう埋めようか、ボクなりにいろいろ試行錯誤したのだ。

その結果、「昔大好きだったドライブ」「昔大好きだったゴルフ」「昔大好きだったスキー」「昔大好きだったテニス」など、クルマを中心とした「遊び」をもう一度自分の人生に持ち込もう、と思うに至ったのである。

いや、ホントいろいろ試したの。
食に代わる娯楽、食に代わる快楽、食に代わる情熱・・・

でも代替物がなかなかない。
そのくらいは食に情熱を注いできた。

でも、「昔好きだったこと」なら、もしかしたら代替できるのではないか・・・

だって、それは確実に「好き」だったから。
あれから時間が経ち、歳もとったけど、でもきっと「好き」は変わらないはずだから。

ということで、関西時代みたいに「クルマで遊びに行く」という生活を再開することにしたのである。

どうか、食に代わる快楽に、なっておくれよ(祈)。



で、次の問題は「クルマは何を買うのか」ということ。

これは、上記の理由からして、一番大切なのは「運転していて気持ちがアガること」である。

なにしろ食に代わる快楽になってほしいから、「気持ちがアガるクルマ」が必要だった。

荷物を積んで遊びに行ける、とかいうワゴンやファミリーカー的なアガり方ではなく、「アレルギーのつらさを凌駕するアガり方」方面。

・・・難しいw

でも、ボクの中では心当たりがふたつあった。

マツダと、MINI、である。

もちろんここでポルシェとかランボルギーニとかレンジローバーとかを上げるヒトもいるだろう。

でもね、それほどのお金はないのw

なので、手が届く範囲で「アガるクルマ」を考えたら、ボクの中ではこのふたつが残った、ということである。他のメーカーさん、ごめんなさい。


マツダはもともとファンなのだけど、なにしろ運転してて楽しいんだよね。何度か試乗させてもらったけど、とても楽しい。

で、最初はロードスターを候補にしていた。
というか、もうロードスターしかないとすら思っていた

でも、ロードスターは2人乗りだ。
それだと、スキーとかゴルフとかで家族や友人と行く場合に困る。「うーん・・・」とわりと悩み、長く悩み、ずっと悩み・・・次に考えたのがマツダCX-8である。ロードスターより劣るけど、でも楽しそう。

とはいえ、マツダの「魂動デザイン」って、ボクにはちょっとゴツいというか、ちょっとヤンキーちっくな印象で・・・。先鋭的なんだけど、なんか可愛くないなぁ・・・。

そこで、もうひとつの候補、MINIを見に行った

これが、可愛い。
乗ってみてもキビキビ動く。
実際のオーナーの友人に話を聴いても、運転してて楽しいという。

楽しくて可愛いかぁ・・・こりゃMINIかなぁ・・・。
しかもPHEV(プラグイン・ハイブリッド)もある。いまから買うならやっぱりハイブリッド以上だしなぁ・・・。

いつまで乗るか、乗り始めてみないとわからないので、中古で出物をマツダとMINIで探すことにした。

そうしたら、縁もあって、オプションがわりとついたPHEVが見つかったのである。

MINI CROSSOVER SEの最新型(状態のいい中古)。
MINIで一番大きな5ドアSUV。
そしてPHEV(プラグイン・ハイブリッド)。

安全性能も最新型だし(自動ブレーキなど)、なにより外観とインテリアに一目惚れしてしまった。

赤、好きだしねえ。
こういうちょっとしたラインが入っているデザインも嫌いじゃないし。

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(ちなみにナンバープレートは「サトウ(310)」ですw)

そしてコックピットもなんか可愛いし。

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しかも、夜に運転席のドアを開けると、MINIのロゴが地面に光るのもなんか良いw こういう細かい工夫がいちいち可愛い。

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なかなか可愛い。
オッサンが「可愛い」を理由にするのはキモイが、少なくとも「気持ちがアガる」のだ。

なんだかんだ言って、惚れきってMINIにした。
去年の今頃とかウキウキしてた。



さて。
MINIが家に来てからちょうど1年。
わりと乗ったなぁと思う。

しばらくは毎朝6時にゴルフ練習場に行っていた。
1000日チャレンジで毎朝3キロ走ることにしてからは、朝のゴルフ練習場はご無沙汰だけど)

いや、乗って遊ぶ、とかいう意味では関西時代にかなわない。
でも、MINIが家にある、というだけで少し気持ちが温かくなるくらいは気に入っている

相変わらず首都圏は、時間貸し駐車場は高いし見つからないし、週末遊びに行くにも渋滞が不快である。

とはいえ、MINIでお気に入りのプレイリストとかかけながら深夜ドライブするのは、やっぱり楽しいな。


・・・ただ、アレルギーを凌駕する楽しさがあるかというと、これはなかなか厳しくて、まだまだ「食への情熱」を代替する楽しさまでは行っていない。

まぁ少しずつ・・・少しずつ、「気持ちがアガる」ことを増やして行こうと思う。

クルマ生活を再開して1年。
やっぱりクルマは楽しいや。

もう数年は、やってみようと思ってます。
(ロードスターもいつかは乗りたいな)



古めの喫茶店(ただし禁煙)で文章を書くのが好きです。いただいたサポートは美味しいコーヒー代に使わせていただき、ゆっくりと文章を練りたいと思います。ありがとうございます。