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やる気のあるママ保育士を生かしてほしい

やる気のあるママ保育士を生かしてほしい。

と自分で言うのは私のことです(キリリ)。
昨年愛知に引っ越してきて、保育園でパート勤務をしているけど、
責任がない(と言ったら語弊があるけど)。
だからラクなんだけど、もちろん担任も持てないし保護者対応もないし、会議も出ないし、だけど保育はする。なんだけど責任とれない立場だから「これやってください」「これはだめです」に従うしかない。もっと楽しい保育がしたい。でも責任がないのでできない(のかな?)。

なぜパート保育士なのか

東京にいたころ、すごく働きやすい保育園にいた。
立ち上げだったのでほんとに大変だったし、課題もいろいろあったし、悩んだけど、みんなで話し合って改善を重ねた。
わたしは会議大好き人間で、結構発言もするし、ほかの人の意見を聴くのが好きだし、どうしたらよりよくなるか?を考えることが好きだ。
でも、パートの立場で会議に参加することって保育の現場ではたぶん無い。

じゃあなんでパートなのかというと、フルタイムとか正規になると、早番とか遅番が絡んでくるから。非常勤でも担任は持てるんだけど、やっぱり早番や土曜日出勤がある。
それに自分の子どもが病気になったときに休みやすい。それはなんでかっていうと、担任を持っていないので、普段のわたしの仕事は自分じゃなくてもできるからだ(といっても保育の仕方とか考え始めたらそれは人が変わればいろいろ若干変わってくるんだけど、まあそれは置いといて)。

東京の時は、自分の園に子どもも預けていたので、早番も遅番も一緒に行動できていたし送迎の時間は0分。土曜日も一緒に登園。本当にありがたかった。
もちろん正規職員だったし、もちろん、担任を持っていた。
子どもが病気になったら、スムーズな伝達で同僚に任せて休むこともできたし、それくらい同僚を信用していた。

忙しかったけど、楽しかった。

今も本当は担任を持ちたいし、いろいろ意見出したいし、ちゃんと園運営に携わりたいけど、子育てとしっかり両立させたいわたしには、新しい土地での、正規就職はハードルが高すぎた。

時短でも担任を持つことができたり、会議に出ることが可能だったりしたら、違うんだけど。

保育士が足りないわけ

というのは、どこの園もだと思うけど、保育士って慢性的に不足していますよね。
やる気も経験もそこそこある保育士は、子どもを産んで引退(復帰していてもパート移行したり)しているケースがすごく多いからなんですね。まあそんなのわかりきった話なんですけど。

保育士やっている女性は、やっぱり子育てを優先というか、職業柄、子どもと向き合う時間を長めにとりたい人が多い。だから、正規としての復帰は無理と最初からあきらめてしまう。わたしもそのうちの一人です。

と言ってももちろんフルタイムで復帰しているママももちろんいます。

心底すごいと思うよ…。でもそれは、旦那さんや両親が全面的にサポートしてくれる場合が多いです。多いというか、たぶんそうじゃないと無理かな。

(うちは実家が遠いし夫も平日は帰宅が遅いので、子どもと別の園の場合は物理的に無理。)

保育士不足を助長させるジェネレーションギャップ


だから、保育園にのこる正規職員は、若手か、超ベテラン(育児を終えて復帰した人を含む)の二極化。こうなると、コミュニケーションにも世代のギャップが生まれて難しくなることもある。例えば、上の世代は、「見て学ぶ」で育ってきたけど、下の世代は「丁寧に教わって学ぶ」の風潮が強い。
丁寧にされてきた子たちは、相手に対しても丁寧だ。そんな最近の若手を見てわたしは感心する。わたしはもっととがっていた…(遠い目)
だから真ん中の世代がそれをつなぐ橋のような役目を担うべきなんだけど、そこがぽっかりあいている感じ。

どの世代の保育士も保護者には必要

それに、現在進行形の子育てママ保育士に保育してもらうことってなんとなく安心しませんか?
今の子育ての悩みとか楽しさとかを思いっきり共感してくれる人が、自分の子どものいいところも悪いところも全部知ってるってすごい強みだと思うのです。
いや、そういう人は必要なのです。
それは別に独身保育士を否定するわけではなく、どの世代のどの立場の保育士も、専門家として保護者に寄り添える場所にいていいよね?ってことです。

ちなみに若手保育士は経験が浅いけれど子どもに寄り添うことや楽しいことを重視することが多い、とか。
独身保育士は、とてもフラットな目線で子どもを見ることが出来る、とか。
ベテラン保育士は、子どもにとって生活しやすいこと、わかりやすい環境なんかの話を、保護者を上手に伝えられる、とか。

それぞれの世代それぞれに強みがあるわけです。

だから、わたしは、育休明けた保育士たちが、自分らしく子育てと両立しながら保育を続けられる社会であればいいなと切に思っているわけです。

保育士の残業がなぞ(私の統計上)

たとえば幼児クラス(満3歳児~満5歳児)は担任が1人ってパターンも結構あるけど、子どもが20名以上なら担任保育士は2名にして、1人を時短保育士にする。
そうしたら、一斉保育せざるを得ない幼児保育も、分担したり、グループにしたりして個性を活かせるし、担任同士は育ちあうことができる。
交代で保育を抜けて書類記入の時間に充てることができたら、残業もいらないだろうし。

というか、10年くらい保育所勤務しているけど、本当に園の運営方法で残業とか休憩時間とか働きやすさとかが、驚くほど変わってくる。

たまたまなのか、わたしは最初の3年くらいは自分も未熟すぎたのもあってか休憩は無しだし残業も結構していたけれど、それ以降は1時間の休憩をしっかりとって残業も行事前にちょこっとレベルの園にいたので、残業続きの保育園は「そんな時間までなにをしているか」がさっぱりわからない。(笑)

確かに書類提出は結構ハードな時期だったり、行事前の会議とか、準備とかで大変なこともあるけれど、それにしてもそんなにコンスタントに毎日残業するほどの仕事があるだろうか。壁面作りに時間をかけていたり、分担できそうな作品準備を自分1人でやろうとしていたり、運動会のプログラムをわざわざめちゃくちゃ凝った手作りにしてみたり(わたしも経験済)してませんかね?

保育園はハードよりソフト

保育士になった当初は、それが保育園の常識だと思っていたけれど、年を重ねるごとに、保育って、ハードじゃなくてソフトだよなあとつくづく感じます。
保育園って、子どもの生きる場所であって、先生の展示場じゃないんだし、保護者に寄り添いながら、子どもを一緒に育てていく場所ですよね。
だから、壁面は子どもと一緒に作って、その過程を保護者に伝えればいいと思います。
あとは保護者と一緒に子どものエピソードで笑ったり、園での事件を話して一緒に悩んだりして共に育ちあいましょう。っていうことでいいんじゃないでしょうか。

子育て中の保育士はどこまでできるのか

だから、何もフルタイムで働けて毎日残業オッケー!の人だけが担任をやるべき、とかないと思うんです。
いまのわたしはこのように、エネルギーだけがありあまってしまい、家に帰ってからこうやって毎日のことをつぶやくくらいしかできていないんですが、なんかこういうのから世のために働きかける方法ってあるんですかね?

もちろん、転職も1つの手ですが、保育業界は、どこもだいたい、パートさんは担任できないし、担任になったらフルタイムです。とか言って真面目には探していません。諦めちゃってるのかもしれません。

とは言え…時短の担任は、お迎えの時間に保護者と会えないことが多いですね。個人面談や朝(あわただしいのであまり関われない)に喋れたとしても、保護者としては夕方に子どもについてちょっと話したいですよね。

それを考えると、やっぱり時短保育士は担任を持てないか…。

日本の会社が子育て世帯を毎日17時までに帰してくれればまだ保育士も増えると思うんですけどね。

今回は、自分の子どもたちの看病(保育園ではやっている風邪をもらいしばらく自宅看護です)で、自己肯定感が駄々下がっているなか、ローなテンションでお送りいたしました。

いや、結構問題提起になってると思うんだけど。
文章としてかなり雑でしたが、読んでくださった方ありがとうございました。

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