初代シャケ

salmonsの歴史⑤ 3拠点時代

アフリカになんとなく後ろ髪を引かれる思いはありつつも、社会人になった私たち。

東京、宮城、愛知の3拠点に散らばったこともあり、頻繁に会ってアフリカについて話す機会は学生時代に比べて格段に少なくなりました。

それぞれがそれぞれの場所で新しい仕事に奮闘し、サラリーマンとして目の前の仕事に忙殺される日々。

そんな中でも、ふとした瞬間にアフリカでの光景を思い出しアフリカへの思いを募らせていきました。

完全に「アフリカの手」に掴まれている状態!(詳しくは前回のブログで)

このまま何となくサラリーマン人生を歩んでいくのでよいのだろうかと悶々としている中、Salmonsメンバーで当時設立間もなかったエシカルジュエリーHASUNAのパーティに参加しました。

数々の困難を乗り越えながら自分の理想に向かって、新しいことに挑戦している代表の姿はとても素敵で、輝いていました。

刺激を受けたそのイベントの帰り道、やっぱり自分たちも何かやって一旗揚げたいと語り合い、盛り上がりました。

アフリカへの思いを募らせながら日々の生活に流されてばかり。

アフリカへの固定観念を話す人と会っても何も言えない。

そんな自分たちを戒める意味を込めて「川を遡る鮭のように流されないように生きていこう」と「Salmons」という名前をつけました。

アフリカに一緒に行ったゼミの仲良し3人組に「Salmons」という名前をつけたことによって士気は高まり、アフリカ情報サイトの立ち上げる、老人ホームでカンガを販売する、海の家を立てるなど数々のアイディアが浮かびました。

20代前半ということもあり勢いだけはあったと記憶しています。

その後何年もの間、妄想はふくらみつつも何も実行できないまま時だけがすぎていきました。

そしてようやくアフリカ行きから4年目にして、一歩踏み出すことになるのです。