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『時をつなぐホテルと届くはずのない手紙』クリアしました

 お祖母さんの名前に、「あーーーー!」となる。

 京王プラザホテルにて開催の、タカラッシュブラックレーベル周遊型謎解き『時をつなぐホテルと届くはずのない手紙』をクリアしてきました。
 このタイプの、「特定の場所の個性を活かしての周遊型謎解き」を作らせたらピカイチの、タカラッシュさんの作品。期待にたがわぬ出来です!
 ……ただ……とても難しかったですよ……(笑)。

 京王プラザホテルに宿泊しての謎解きで、プレイ可能時間はチェックインからチェックアウトまで。理論上は最大20時間ありますが、まあ当然食事や睡眠が必要ですので、実質最大10時間がいいとこでしょうか。
 私は、連れ合い・軽鴨の君と二人で挑戦しまして、仕事の都合でチェックインした日に全部終わらせないといけなかったので、食事その他こみこみで8時間くらいで終了だったかな?

  • ホテルでなければ絶対に作れない謎解きで、施設だけでなくホテルスタッフのプロフェッショナリズムも活かした内容になっております。まさにタカラッシュの得意技炸裂という感じで、「ホテルを堪能してるぅ〜〜〜」という気分を味わえます。

  • ホテルスタッフの皆様の応対がさすがの一言です。演技やカンペ読みではなく、あくまでいつものプロの仕事の流れで応対してくださるので、没入感が独特のものになります。

  • 逆に言えば、ホテルの設備・マンパワーをかなり使うタイプの謎解きなので……ホテルの繁忙期にはプレイ不可能だろうなと感じました。
    われわれがプレイした日は、すでにインバウンドの方含め、宿泊客がかなり戻ってきていたので、時間によってはフロントが混雑することもあり、「こ、これで謎解きの答えが違っててトンチンカンなことを言ってスタッフさんに『?』って顔されたらどうしよう……!」という謎のプレッシャーが(笑)。
    この謎解きは2022年11月いっぱいでいったん終了ですが、再演はあるかなぁ……?

  • 謎の難易度は、かなり高かったです。
    われわれ、悩んだ時は割と躊躇なくヒントを見るタイプなのですが、今回はいつも以上にヒントに頼りました。
    時間制限もあるので、どうしてもノーヒントで解かないと気が済まないガチ勢でない限りは、ヒントをがんがん活用した方が楽しめるような気がします。

  • 自分の部屋にいつでも戻れるので、工作やじっくり考える時に、明るくて平面がある場所を探して右往左往する必要がないのは、ものすごくありがたいです。
    ただ、京王プラザホテルさんはとても大きくて高層のホテルなので、迷子とエレベーター選びには注意が必要だ(笑)。高層ビルにありがちの、「エレベーターが自分の行きたい階に止まらないやつだった」現象が発生しますので。

  • ストーリーは、最初からちょっとした波乱含みで始まるものの、ほのぼのした調子で進んでいくのですが、後半からグッとスリルとサスペンス要素が強めになります。
    エンディングも3種類あり、いわゆるトゥルーエンドにたどりつくのはかなりのハードルの高さです。報告は1回きりなので、そこもキツい。
    われわれは、かなりいい線までいけたものの、自力ではトゥルーエンドにたどりつけませんでした……。最後の最後にやらないといけないことが、どうしても思いつけなかった……。
    基本的に、謎解きにおいては人数が多いと「思いつき」の確率が上がるので、慣れてるメンバー4人くらいでプレイしていたら自力でもクリアできたのかなぁ、という感触です。(負け惜しみ)

 京王プラザホテルの歴史と背景と強みを、これでもかと見せつけてくる、濃密な謎解きタイトルでした。
「現実性が満ちたリアルの場所で、ファンタジックな体験ができる」というのが、周遊型謎解きの大きな魅力だと思っているので、まさにそういう時間を過ごせたのがよかったです。

 おまけ。
 宿泊プランに入っていた「極上の朝食」も堪能いたしました。朝からノンアルコールカクテルがいただけたのがよかったです。贅沢。

#周遊型謎解き #京王プラザホテル #takarush #大人の謎解き


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