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「学び」の成果を感じる時

博物館が好きだ。歴史上の人物たちが手にしていたものを自分がこの目にしているのかと思うとドキドキする。

昨日上野の東京国立博物館で開催されていた、

最澄と天台宗のすべて

を見に行った。

美術史全般に関心があるけど、日本美術の中では「密教美術」に関心がある。

展示は天台宗に深く関わった、日本天台宗の開祖・最澄を始めとする重要人物達の肖像画から始まった。天台宗の根本経典である「法華経」の研究をした聖徳太子や、天台の教えを解き始めた慧文、最澄の弟子である円仁…

初めて外に出た秘仏、最澄が唐に渡った時の通行手形、書簡、鮮やかな色彩の曼荼羅と、博物館からは混雑を避けるために90分以内で回ることをお願いされていたけれども、こんなに盛りだくさんの展示でそれはなかなか難しいお話(^◇^;)

延暦寺の根本中堂を再現した展示には圧倒された。

装飾用が法華経が金銀で書かれているのには驚いた。本当に1000年近く前のものなのか目を疑ってしまってマジマジと見てしまった。

そしてこの特別展、展示品の解説がキャッチーでとても面白かった。

解説にまさか「最澄がイケメンだったらしい」や、延暦寺再建の際に関わる徳川家康の書簡にも「延暦寺の再建、了解しました」と見出しに何が書かれているのかも要約されていて、とてもわかりやすい!

解説が難しすぎると正直続きを読めなくなってしまう…汗

学芸員資格を取得のため勉強中なので、ちょっと博物館を楽しむ視点が変わってきているかも。

視点が変わる=学習が身についてると信じ、日々の勉強重ねていきたい。

ラウンジにオープンしていた梵字カフェも良かった!私は普賢菩薩の梵字を書いていただき一服…限定の御朱印(直筆日付いり!)も嬉しい。

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年末から来年にかけても気になる企画展が満載!

チケット予約日チェックしていかなきゃ!



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