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23. 聖霊……すばらしき不動産業者 / Holy Spirit - A Wonderful Real Estate Agent

⭐️バーバラ⭐️

ごくごく最近になるまで、私たちは出会って以来、他の人びとと同じ屋根の下で生活してきた……ひとりか、それ以上の人たちが暮らす家の、ひと部屋が、私たちふたりの住処だった。

私たちが引越すべきときがきたと明らかになるときには常に、聖霊は、すでに次の場所を用意しているのだった。

その一例としては:

ヒューストンで1年半を過ごした後、私たちはスケジュールいっぱいのカウンセリング、セミナー、書簡でのやりとり、講演会の仕事に忙しくしていて、いまやふたたび、物ごとが本当にうまくいっている、と感じるようになっていた。
ヒューストンのユニティ教会で開催した奇跡講座についてのセミナーの後、ひと組のカップルが私たちのところへとやって来て、私たちと一緒に時間を過ごしたい、と言った。
そこで翌日ふたたび彼らに会ったのだが、驚いたことに、彼らは私たちに、ヒューストンとオースティンの中間にある彼らの農場で一緒に暮らしませんか、と尋ねたのだ。

私は自分が、かなりの抵抗を感じたのを覚えている。
ヒューストンでの暮らしが気に入っていたし、聖霊が私たちを、ヒューストンで何百人もの人びとに奉仕する代わりに、たったふたりの人間しかいない「ど田舎」へと移住させようとしているとは、まるで思えなかったのだ。

このあたらしい友人たちは、私たちが彼らのところへと引越すことになっていると確信していると言い、地図をくれて、ぜひ農場を訪れて、そこでガイダンスを求めてはどうかと勧めてきた。
農場へのドライブの道々、私たちは聖霊に語りかけ続けた。
何時間も農場の周辺を歩き回った後、私たちのどちらにも、そこに住もうという衝動は感じられず、立ち去った。

ヒューストンに戻った私たちは、お申し出はありがたいけれども、それを受けるように導かれているとは感じていない、とカップルに伝えた。
ところが、数日後にロバートと私がお互いに打ち明け合ったことには、私たちふたりともが、農場へ移住する際には何を持っていこうかと、自分の心が考えていることに気づいたのだ!
ひゃー!何が起きてるの?

私たちはもう一度、農場へと車を走らせた。
その道すがら、私たちは聖霊に語りかけた。
「私たち、引越したくはありません。
ヒューストンでの仕事を離れることは想像できません。
でも、私たちがこの農場に住むことをあなたがお望みなら、私たちは喜んで向かうということを、あなたはご存じですよね」

そして今回は、車が農場の敷地へと入るや、平安と愛の感覚が私たちふたりを満たした。
私たちはお互いのほうを向き直り、喜びと驚きのうちにこう言った。「ようこそ、私たちのあたらしいわが家へ!」

農場での6ヶ月間は、私たちにとって、すばらしい贈り物だった。
私たちは毎朝、その日のワークブック・レッスンについて瞑想したり、奇跡講座のテキストと教師のためのマニュアル、また、聖書を読んだりして、霊的な献身のために何時間も費やした。
午後には、音楽とともに瞑想した。
夕方早い時間には、しばしば、ふたたび奇跡講座を読み返した。
そして合間合間の時間には、イエスについて、見つけられるあらゆる文献を読むのだった。
薔薇十字団の視点やウランティア、エッセネ派、その他もろもろ。
それは、深く、静かな、すばらしい学習の期間だった。
また私たちは、手紙や電話でのカウンセリングは続けていた。

ともに暮らすようにと、私たちを愛情深く自宅へと招待してくれた、すばらしい、寛大な人びとに感謝の意を表したい。
あなたがたはほんとうに、私たちの人生を祝福してくださいました。

 ジャネット・クレモラ……6ヶ月

 ジム・ブラウン……1年半

 ダーリーンおよびフィル・カトラー……6ヶ月

 ディックおよびエレン・マクダニエル……4ヶ月

 スタンおよびドナ・フィッシャー・タイラー……1年半。
また1981年11月、私たちが継続的に旅をするようになると、彼らは私たちの郵便物や、その他すべてを転送してくれる「ヒューストンの天使たち」となってくれた。

みんな、ありがとう!

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