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19. ティーンエイジャーに関するもうひとつの話 / Another Situation Involving Teenagers

私たちがY.O.U.の支援者をしていたのと
同じ時期に、ティーンエイジャーに関して
もうひとつの出来事があった。

⭐️バーバラ⭐️

ロバートと私はふだん、ヒューストン・ユニティ教会の日曜プログラムに書いてあるお知らせに目を通すようにしていた。
ある日曜日、私は自分が、とあるお知らせを何度も読み返しているのに気づいて、驚いた。
その記事には、
「郡の少年保護観察課では、火曜日の夜、興味のある方々に映画を見せ、ホームレスの非行少年たちの里親として、グループ・ホームを経営するという経験について話し合う。
こうした若者たちは、さもなければ、単に住む場所が必要だということのために少年院に行かなければならなくなるだろう」
というようなことが書かれていた。

私は自分がこんなふうに思ったことを覚えている。
「ああ、困るわ、聖霊ったら!
私はハンバーガーを食べないし(当時私たちはベジタリアンだった)、平安と静寂が好きだし、テレビやロック、車やバイクや、たばこにも映画にも流行にも興味がないんです……
その子たちは私たちといても退屈でしょうし、私たちは気が狂いそうになると思うわ」
そうしたあらゆる思考のあとでも、私は自分が、またしてもお知らせ記事を読み返していることに気づいた。
私は、恐ろしくなった。

私はロバートを見やり、自分が考えていることを話したなら、彼は何と言うかしら、と思った。
彼は同じ記事を読んでいたが、目を上げて、困ったような、問いかけるような様子で私を見た。
私は自分が、「ああ、困った!いったい全体、何が起きているの、聖霊?」と思ったのを覚えている。
私たちは、どのようにであれ、聖霊が望むように使ってもらおうという意志を求めて祈り、それから、リラックスした。

火曜日がやって来たとき、私たちはまだ、説明会に行くよう促されているのを感じていた。
映画と相談会のあいだ、私たちは、10代の少年たちのために養護施設を経営するというアイデアに、確実に引きつけられていた。
信じられなかった。
会のあと、私たちは、このプログラムの責任者に面会のアポイントを取りつけた。
私は、自分のなかに、まったくコントロールの効かない何かを感じていた。
このことは私たちを、聖霊が与える、平安のための究極のレッスンへと導いているのだろうか?
確かにこれは、私たちにとっては、究極のレッスンであるように思えた!

数ヶ月のあいだ私たちは、ただただ、ひとつひとつのステップを進み続けた。
少年保護観察課長との最初のアポイントは、笑いに包まれたものとなった。
私たちは自分たちの思いを語り、また自分たちがどのように生きているのかを説明した。
彼女は、この奇跡講座と呼ばれる本を用いて、私たちが何をしているのかにさえ興味を持つようになった。

私たちは多くの人びとと会い、既存の養護施設を訪れて、里親たちと過ごしたり、子どもたちと話した。
また保健局、消防署、不動産業者を訪問し、長く複雑な計画書を書き上げた。
そうした面会のひとつひとつの前には、私たちは、「私は真に助けとなるためだけに……」の祈りを捧げ、自分たちは何であれ、しかるべきかたちで使ってもらいたいのだ、ということを確認するようにした。

私たちにとって楽しかったことのひとつは、売りに出されていた非常に大きな住宅を見て回ることだった。
家の内にも外にも広いスペースが必要だし、複数の風呂やトイレ、それから広いキッチンと、すべての少年たちのためのクローゼットがなければならなかった。

ついに、次なるステップは、このプロジェクトの資金調達となった。
私たちは、このプログラムを後押しするのに必要な資金を得るため、自分たちの知るかぎりのやるべきことはすべて行なったが、実質的な財政援助の申し出は、ひとつとして受けとることはなかった。
この時点において、私たちは、自分たちが何かを間違えているのなら訂正してほしいと、何度も祈った。
Y.O.U.の皆までもが、私たちとともに祈ってくれた。
しかし何も起きなかった。

この頃には、旅をして、奇跡講座について話してほしいという依頼が、私たちのもとへと寄せられるようになってきていた。
それに先立つ数ヶ月を振り返ってみたとき、私たちは、自分たちがどれほど多くの人びとと出会い、愛をわかち合ってきたかに気づいた。
彼らの多くが、奇跡講座を実践し始めていた。
私たちは、なんとたくさんのことを教え、また、なんとたくさんのことを学んだことだろう!
全員が、お互いのため有意義に使われていたし、全員が祝福されていたことが、私たちにはわかっていた。
いったいどれだけ多くの人びとが、こうした素晴らしい、愛と癒しに満ちたやりとりに心を打たれたことか、誰にわかるだろう。

「どの奇跡も決して失われることはない。
それはあなたが出会ったこともない多くの者たちにまで届き、あなたに自覚さえない状況で、思いもよらない変化を生み出すこともある。」 
奇跡講座 T-1-I.45

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