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きのう、YouTubeで、ふと、とあるショート動画を開いて見た。

そこで使われていた歌を、いい歌だな、誰の何て曲かな、と調べてみてびっくり。
知っているミュージシャンだった。

20代の頃、一枚だけだけど、彼女のCDも持っていた。
でも、当時のイメージとは違っていたので、このひと、こんな歌も歌うんだ、と思った。
 
歌っていたのは、コルビー・キャレイ(Colbie Caillat)。

ちょっと前に、インドのネパーリ・カフェで流れていたジェイソン・ムラーズの曲に「ひと聴き惚れ」した話を書いたが、コルビー・キャレイも同様の出会いだった。


それは20代、まだオフィス勤めだった頃のことで、当時、お昼休憩や仕事帰りに立ち寄っていた駅構内のカフェで、彼女の歌がときどき流れてきたのだ。

とても気に入って、何という歌なのか知りたい、と思い続けたが、お店で流しているのは有線放送だったため、店員に尋ねたところでどうにもならなかった。

それはたぶん当時それなりに売れた曲なのだろう、一度気になり始めると、いろんなところで耳にした。
そのたび勇気を出してお店のひとに訊くのだが、答えは得られなかった。

ざわざわと音のする駅構内のカフェの店内に長居して、歌詞のワンフレーズでもいいから聴き取って、ネット検索してみたらわかるかもしれない、と、天井から微かに流れてくる歌声に耳を澄ませてもみたが、徒労に終わった。

当時、私は英語がぜんぜんできなかったし、音は絞ってあったし、店はざわざわしてるし、声はハスキーなウィスパー・ボイスで、歌っているのが声の高い男性なのか声の低い女性なのかもさだかではなかった。

そうやって、たしか1年以上、知りたいと思い続けていたのだが、あるとき、スローフードを売りにしている別のカフェで、その曲が流れ出し、私は、小躍りしたい気分になった!

そのカフェでは、ちょっと変わった素材で作られた、音質の良いCDプレイヤーだかスピーカーだかを販売していて、その実演のために有線ではなくCDの音楽を流していることを、すでに知っていたのだ。

ほくほくしながら、店員のおねえさんに尋ねると、アルバムのジャケットを見せてくれた。

それでやっと、私の探していた曲の、歌手と曲名を知ることができたのだった。

それは、Bubbly という曲だった。

あなたといると、私はこんな感じになる……と歌う、かわいい、恋の歌だ。

その後、インドを経てジェイソン・ムラーズを聴くようになってから、このふたりにはデュエット曲もあることを知った。

やはり、おしゃれなかんじの恋の歌だ。

私にとってココ(コルビー・キャレイの愛称)は、こういう感じだったので、今回の歌を聴いてちょっと驚いた、というのが、わかってもらえると思う。

これは、No people-pleasing の曲だ。

訳してみたので、お楽しみください。

聴きながら歌詞を読むだけではなく、ぜひ動画自体も見てみてね。
女性たちとともに、ココもメイクを落としてすっぴんになっていきます。

メイク自体が悪いわけじゃまったくないけど、誰かの物差しで自分を偽って生きないように、という、メッセージの本気度がわかります。


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Put your make-up on
Get your nails done
Curl your hair
Run the extra mile
Keep it slim so they like you,
do they like you?

きちんとメイクして
ネイルもきれいに整え
髪はカールさせる
ちょっと長めに走らなきゃね
スリムでいるために
そしたらあなた、皆から愛されるものね
それで皆、あなたのこと好きになった?

Get your sexy on
Don't be shy, girl
Take it off
This is what you want, to belong,
so they like you
Do you like you?

セクシーでいなきゃ
恥ずかしがってちゃダメよ
そんなの脱いじゃいなさいな
仲間はずれにならないために
それがあなたの求めるものでしょ
そしたらあなた、皆から愛されるものね
それであなたは、あなたのこと好き?

You don't have to try so hard
You don't have to give it all away
You just have to get up,
get up, get up, get up
You don't have to change a single thing

あなたはそんなに頑張らなくてもいい
そんなふうに何もかも譲り渡す必要はないの
あなたがしなくちゃならないのはただ
立ち上がることだけ
あなたは何ひとつ、変えなくてもいい

You don't have to try, try, try, try
You don't have to try, try, try, try
You don't have to try, try, try, try
You don't have to try
You don't have to try

あなたはそんなに頑張らなくてもいい

Mm, mm

Get your shopping on, at the mall,
max your credit cards
You don't have to choose,
buy it all, so they like you
Do they like you?

モールでショッピングしましょう
カードの限度額いっぱいまで
選ぶ必要なんてない
ぜんぶ買えばいいんだから
そしたらあなた、皆から愛されるものね
それで皆、あなたのこと好きになった?

Wait a second,
Why should you care,
what they think of you
When you're all alone, by yourself,
do you like you?
Do you like you?

ちょっと待った
なんでそんなこと気にしなきゃなんないの
皆がどう思うかなんて
誰もいなくて、ひとりでいるとき
あなたは自分のことが好き?
あなたは、あなたのこと好きなの?

You don't have to try so hard
You don't have to give it all away
You just have to get up,
get up, get up, get up
You don't have to change a single thing

あなたはそんなに頑張らなくてもいい
そんなふうに何もかも譲り渡す必要はないの
あなたがしなくちゃならないのはただ
立ち上がることだけ
あなたは何ひとつ、変えなくてもいい

You don't have to try so hard
You don't have to bend until you break
You just have to get up,
get up, get up, get up
You don't have to change a single thing

あなたはそんなに頑張らなくてもいい
心が折れちゃうほど自分を曲げる必要はないの
あなたがしなくちゃならないのはただ
立ち上がることだけ
あなたは何ひとつ、変えなくてもいい

You don't have to try, try, try, try
You don't have to try, try, try, try
You don't have to try, try, try, try
You don't have to try

あなたはそんなに頑張らなくてもいい

You don't have to try, try, try, try
You don't have to try, try, try, try
You don't have to try, try, try, try
You don't have to try
You don't have to try

あなたはそんなに頑張らなくてもいい

Mm, mm

You don't have to try so hard
You don't have to give it all away
You just have to get up,
get up, get up, get up
You don't have to change a single thing

あなたはそんなに頑張らなくてもいい
そんなふうに何もかも譲り渡す必要はないの
あなたがしなくちゃならないのはただ
立ち上がることだけ
あなたは何ひとつ、変えなくてもいい

You don't have to try, try, try, try
You don't have to try, try, try, try
You don't have to try
You don't have to try

あなたはそんなに頑張らなくてもいい

Take your make-up off
Let your hair down
Take a breath
Look into the mirror, at yourself
Don't you like you?
'Cause I like you

メイクを落として
髪も下ろし
深呼吸して
鏡のなかのあなたを見てみて
あなたは自分のことが好きじゃないの?
私は、あなたのことが好きよ


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