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18. 神の計画 / God's Plan

「人はみな自分が今居る場所に
偶然居るのではなく、
神の計画に偶然の果たす役割はない」
奇跡講座 M-9.1.3

⭐️バーバラ⭐️

1978年の、夏の終わりの日曜の朝、ロバートと私は、ヒューストンのユニティ教会にいた。
私たちは、午前の礼拝に二度とも出席するつもりだったので、合間の30分に、教会のさまざまな建物やオフィスのまわりをぶらついていた。
日曜学校の教室に迷い込んだ私たちは、椅子に座ったティーンエイジャーたちのいる大きな部屋へと入って行った。
ここは何のための部屋なのかと彼らに尋ねたところ、彼らは、ここはY.O.U.の部屋だと教えてくれた……
Y.O.U. つまり、ユニティ青少年部(Youth of Unity)は、ユニティ教会の真実の原則について学習し、ティーンエイジャーとして、いかにしてキリスト教の教えを実践して生きるかを学ぶために集う、10代の若者たちのグループだ。

彼らと話すうちに、私はなんだか段取りの悪さを感じて、その日はいったい何の勉強をすることになっているのか、と彼らに尋ねた。
彼らが答えたことには、彼らのグループの支援者である大人に家庭の一大事が起きたらしく、参加できなくなったとの電話があった、というのだった。
私は思わず、「ねぇみんな、私たちに何か真実についての話をしてほしい?」と言ってしまった。
すると、「ぜひ」という熱心な答えが返ってきたので、応じることにした。

彼らは私たちに、翌週の日曜日にまた来てほしいと言い、Y.O.U. 支援者の氏名と電話番号をくれた。
私たちは教会を後にしながら、うれしい驚きを感じつつ、互いに目を合わせた。
神はまたしても、ご自身が私たちをお使いになりたいところへと、苦もなくまっすぐに私たちの足を向かわせたのだった。

Y.O.U. の支援者であったカップルと話をしてみたところ、彼らが支援者の役を降りたいと望んでおり、ぴったりの後任者を求めて祈っていたということがわかった!
彼らからY.O.U. 役員へと話を通してもらい、私たちは数週間のあいだ、暫定的支援者として集まりに参加したあと、光栄にもY.O.U. 支援者として招聘されることとなった。

毎週、日曜の朝と水曜の晩、私たちはY.O.U. の皆と会い、お互いからほんとうに多くのことを学んだ。
私たちはタレント・ショー(※訳注:英語でtalent showとは、任意参加型で自分の特技などを披露する発表会のこと)や、スパゲッティ・ディナー、ダンスの会、大会(Y.O.U.の地域集会)、洗車会、手作り菓子の販売会に参加した。
Y.O.U.メンバーをローラー・スケートに連れ出し、復活祭の夜明けの礼拝や、Y.O.U.聖歌隊の発表会に参加し、教会のなかを案内し、教会のガレージ・セールに参加し、クリスマスにはヤドリギのブーケをわけ合ったし、地域集会を準備して主催したりもした。
そしてそれから、ああ、ミズーリ州カンザス・シティにあるユニティ・ビレッジでの一週間の、楽しかったこと。
そこで、年に一度の Y.O.U. 国際カンファレンスが開かれ……世界中から、400人を超える真実を愛する10代の若者たちと、その支援者たちが集ったのだ。

ヒューストンのユニティ教会から、もっともふさわしい3人のY.O.U.メンバーを投票代理人として国際カンファレンスに送るため、 それに先立つ何ヶ月ものあいだ、毎週、資金集めが催されていた。
素晴らしい、理解あふれるユニティ教会が、Y.O.U.支援者たちが引率者として参加できるよう、旅行費ーー航空券とそのほかすべてーーを負担してくれると知ったときの私たちの気持ちを、想像してほしい。
支援者である私たちは皆、ゲストとして、ユニティ・ビレッジで一週間を過ごすことになったのだ!

毎日どこかで時間を作って、支援者たち全員が集まり、アイデアをわかち合った。
ロバートと私は、ある日の午後の自由時間に、奇跡講座について1時間の入門講座をしてもらえないか、と頼まれた。
私たちが承諾すると、あっというまに噂が広まって、多くの支援者たちだけでなく、Y.O.U.のメンバーや神学生たち、また、訪問中だった聖職者たちも、その午後の奇跡講座入門へとやってきた。
その後、私たちはさらに多くの聖職者や神学生たちへと紹介され、奇跡講座についてのセミナーをしてほしいというたくさんの申し出を受けることとなった。

これにつづく数ヶ月のあいだに、私たちは、奇跡講座についてシェアするためにたくさんの旅をするようになり、どうやらY.O.U.の支援者としての役割を辞退するべきであることが明らかになってきた。

ありがとう、重ねがさね、ありがとう、すべての地の素晴らしいY.O.U.メンバーたち、そしてその支援者たち。
私たちはほんとうに感謝しています。なぜなら、あなた方が教えてくれたのは、ただ、無条件の愛を生きるということだったから。

「YEA, GOD! 」(Y.O.U. のエール)

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