見出し画像

20. 食べものについて / Food

⭐️バーバラ⭐️

ロバートと私は、いままでいくつもの食事法を試してきた。
これを書いている現時点において、私たちは、これまで見つけたなかで、もっとも難しい食事法を試そうとしている。それは、食べることについて、聖霊に導きを求める、というものだ。
食べものを買うにも、料理をするにも、また食べるにも(どのような頻度で食べるのか、何時に食べるのか、何を食べるのか、どのくらいの量を食べるのか)導きを求める。
私たちは聖霊に、自分たちの欲求も、好みも、また何を食べる「べき」で、何を食べる「べきではない」かのアイデアも、すべて明け渡す練習をしている。

奇跡講座の考え方を実践するようになる前、私は何年ものあいだ、メガビタミンの摂取を続けていた。
その次には、低血糖と診断されたため、低炭水化物・高タンパク質の食事を、1日に6回摂るようにしていた。
けれどもその後、私は、深い呼吸と、大きなコップ一杯の水を飲むことが、「低血糖」という名の私の弱点を取り除いてくれることを発見した。
加えて私は、自分は低血糖なんだと自らに言い聞かせるために自分の心を使うのをやめることにした。

奇跡講座のセットを譲り受けたのと同じ頃、私たちは、マスター・クレンザーと呼ばれる10日間の毒出し断食法があることを知った。
私たちふたりの「実験者」にとって、それは興味深く、試してみたい気持ちにさせられた。
やってみると大変気に入ったので、断食を終えるとき、ベジタリアンになることにしたのだった。

私たちは、菜食主義になるという変化をより楽しいものにするために、木製のお椀やらお箸やらを使うことにした。
2年間をベジタリアンとして過ごしたのち、私たちは、火を通していないものーー生野菜や、水に浸した穀物や種子、ナッツやフルーツやスプラウトーーだけを食べる、という方法があるのを知った。
そこで、以降8か月のあいだ、私たちはローフードだけを食べてみた。

それで、どんな結果に気づいたかって?
私たちの心が平安なときには、すばらしい気分で、心が平安でないときには、さまざまなレベルの「それほどすばらしくはない」気分になる、ってこと!
どうやら、パワーは平安な心にあるのであって、私たちが食べる食べものにあるのではない、ということが明らかになったようだ。
この時点で、私たちは、一周めのワークブック・レッスンを終えようとしていた。

私たちが読んだ、ローフードについての何冊かの本には、突然加熱処理した食事に切り替えた場合、ひどい不快感を感じる可能性がある、と書かれていた。
たくさんの人びとが、私たちとともに過ごす時間を持とうとディナーに招待してくれたのだけれど、私たちは常に、自分たちの食事法についての説明を繰り広げるか、またはただ単純に「ノー」と言って断らなければならなかった。
私はまた、自分たちが、ほかのひとがほとんど誰もしていないような真に「スピリチュアルな」食べ方をしている、ということに、お高くとまり始めていることを感じていた。
あきらかに、自我がふたたび、ひそかに入り込んで来ているのだった。

聖霊にこの状況について相談したところ、私が「受け取った」のは、「いまではあなたには、そのように厳格な規律に従い、守り抜くことができるとわかったのだから、あなたにはさらに厳格な訓練を始めてもらいたい……私に、あなたの食についての過程を絶えず導いてほしいと頼みなさい。それからまた、あなたのきょうだいたちから差し出されるものは何であれ、私が祝福したものだということを知るように」

そのまさに翌日の郵便で、私たちは、テキサス・スタイルのバーベキューへの招待状を受け取った!
大笑いした後で、私たちは聖霊に、行くべきでしょうか、と尋ね、「もちろん」との答えを受け取った。
その週末、私たちは、ポテトチップス、コカコーラ、ベイクド・ビーンズ、スペアリブ、チキンを食した。
3年間の厳格な菜食、しかも最後の8ヶ月はローフードのみの食事をしていたにも関わらず、私たちのどちらにも、この食事の結果として、しゃっくりのひとつさえ起こらなかった!
現在私たちは、主としてベジタリアンの食事をし、アルファルファのスプラウトのサラダをたくさん食べるようにしている。
食べものの分野を、真に、きちんと聖霊に明け渡すことは、私たちふたりにとっていまだに難しいことだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?