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コロナ2割派の私の奮戦記

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軽症8割、重症2割。そんな言葉がしたり顔でまかり通っていた2020年の春。ほとんどの人が自分は8割に入るだろうと安心していたのでないだろうか。しかし、私は、これまでの経験から、自…
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#COVID19

【仏像エッセー】2021年1月1日。変わるべきものと変えてはいけないもの。安養寺(東京都日野市)の毘沙門天像!

 毎年お正月にお参りしている安養寺(東京都日野市)。普段は本堂(非公開)にまつられる毘沙門天立像が、お正月の日野七福神の期間中だけ、薬師堂に移されて、公開される。  今年はこういう状況なので、電車を使わず、サイクリングで出かけることにした。自宅からそこそこの距離があり、普通であれば自転車で行くような場所ではない。しかし、日野バイパスは歩道が広く、思いのほか快適に移動できた。  そして、コロナ禍に関係なく、今年も安養寺の毘沙門天様は思いっきり腰をひねっておられた! ご尊顔と肩か

「コロナ脳」と蔑む風潮を憂う~あれだけ仏像のために遠征していた私がなぜ遠出を控えるのか~

 8年前、大切な家族が突然病気になった。気づいた時には重症。複数の医者に診てもらったが、改善しなかった。病気による症状はつらい。治療もつらい。そして、休職や退職など社会的かつ経済的なつらさも続く。三重苦だ。あの頃の私は孤軍奮闘。相談できる人も少なかった。世間は平穏無事なのに、我が家だけ地獄だった(そのように感じていた)。  8年後の今、世界中がコロナに直面している。無症状の感染者が存在するとはいえ、未知の新型ウィルスで重篤化する可能性もあり、症状も治療もつらいはず。そして、

【エッセイ】コロナで変わる7) 寄付しました

 コロナ禍でレジリエントに変わると大見えをきった私が本当に変わったのか検証するシリーズの7回目。恥ずかしいほど少額だが、寄付ということをしてみた。 7) 少額しかできないが、それでも寄付する   noteを始めて、コロナ禍の奮戦記を書いている私だが、奮戦の一方で、自分の無力さを痛感している。おりしも7月に入ってから東京は新規感染者数が3桁台の日が続いている。想定していたよりかなり早く、急な右上がりが始まったと言えるだろう。ニュースを見てただ疲れている。  コロナ禍で困って

それではなぜマスクをするのか? (長野県佐久市・福王寺の阿弥陀三尊に祈る)

 私はなぜマスクをするのか。  答えは簡単。  愛する人を守りたいから。  自分は感染したってかまわない。でも、人にはうつしたくない。私には守りたい大切な家族がいる。  COVID-19は感染しても無症状であることがあり、それが感染を広げる一つの原因になっている。自分はかかっているかもしれないと思って、感染予防の行動を取ることが大切なのだ。  私が大切な家族を守りたいように、あなたにも大切な人がいるだろう。  だから、私はマスクをする。 【拝観案内】 福王寺(長

なぜマスクをしないのじゃ? (高幡不動尊のマスク仁王さんに祈る)

わからない! わからない。なぜマスクをしないのだろう。同じ職場で働いているのに。  わからない。なぜマスクをしないのだろう。今は2020年7月。都内のコロナ新規感染者数は連日3桁を超えてるのに。  わからない。なぜマスクをしないのだろう。ニュースは見ないのだろうか。「夜の街」(←この言い方は嫌いだが)で若い世代に感染が多発していて、それが高齢者まで広まると、医療がひっ迫して、死者が増える。そういう説明をいちいちしないと理解してもらえないのだろうか。  わからない。なぜマ