見出し画像

【NARAKA:BLADEPOINT】張起霊実装事前イベ「無言の麒麟」テキストまとめ

今回は近接バトロワ「NARAKA:BLADEPOINT」の話題。

2024年8月1日に新キャラ「張起霊」が正式実装する為、その事前イベント「無言の麒麟」が開催されました。例の如く後から読み直せないテキストと思われるので、自分用にひっそりとまとめておきます。

ちなみにこのキャラは中国の小説「盗墓筆記」とのコラボだそうです。


◇張起霊の生涯

◆麒麟伝:六角銅鈴

船に戻ると、私は死出虫をひっくり返し、この音の源を見つけた。
記憶の中の断片的なイメージと一致するように、鈴本体の6つの面には呪文が刻まれていたが、違うのは、この銅の鈴の連なりが、死出虫の尾に繋がっているということだった。
死出虫は脅威ではない。致命的なのは、その鈴の中にある空洞の球体だ。それが人々の幻覚を引き起こす要因なのだ。

私の脳裏に浮かぶイメージは、想像ではなく、かつて私が持っていた記憶なのだと、ますます確信している。

※死出虫:動物の死体に集まる虫。


◆麒麟伝:白蓮華

高く澄み切った空に、うっすらと浮かぶ雲。遠くの山々は雪に覆われ、どこまでも続いている。
数頭の痩せた馬が先頭に立ち、装備を載せて山道をゆっくりと進む。太陽は燦々と輝いているが、馬を率いる老人の顔は寒さでまだ赤かった。
列の最後尾を歩いていた男は立ち止まり、道端の石の間にある花に目を奪われた。彼は屈んで、この奇妙な花を注意深く観察した。この花は、数枚の花びらが美しく透き通っており、風に吹き寄せられながら、この荒涼とした土地でひとりでに育っていた。
かすかな香りが漂い、その男はようやくそれが白い雪蓮の花だと気づいた。

日差しは強いが、口から吐く息は白いまま。
男は立ち上がり、無言のまま服に身を包み、列の後ろに並んだ。


◆麒麟伝:鬼玉

巨大な扉の前に到着すると、そこから先は1人で進むしかない。
別れる前に、何か言いたいことがあるかもしれない。そう考えて、私はバッグからもう一つの鬼玉を取り出した。

「これを青銅の扉に持っていけば、扉が開くだろう。」
私は少し間を置いて、続けた。
「10年後、もし君がまだ私のことを覚えていたら、これを持ってあの青銅の扉を開けてほしい。まだそこに私がいるかもしれない。」


◆麒麟伝:黒いロバの蹄

死体置き場の端に空っぽの棺を見つけたとき、何かがおかしいことに気づいた。そこには「何か」が立っていたのだ。
考えているうちに、すでに誰かが黒いロバの蹄をバッグから取り出していた。
結論は出ていないが、この「何か」と対立してはならないことは理解している。この無謀な行為を止めなければ、取り返しのつかない事態になる。

「黒いロバの蹄はゾンビ対策用だ。この男はゾンビではないだろう。私に任せてほしい。」
他に選択肢がないため、私はナイフを勢いよく抜き、手の甲を切った。この状況では、体内に流れる血こそが最高の武器だった。

イベントのテキストまとめは以上です。なんだか今回は全体的に短めでしたが、張起霊の武者クエの実装が楽しみですね。

ではここまでご覧頂きありがとうございました。