いくつになっても大人にはならない

これまでの人生は、問題の連続で、目の前の事を追いかけ続けてきた。
いつも現実に対してうまく対処できている気がしなくていつも「大人になりたい」と思った。
もう我が子が大人になってるような歳なのに、私の頭の中は、高校生の頃と全く変わっていない。
子供が生まれて突然、母親になったからとて、母親に突然なれるわけでもなく、中身はいつも、どうしたらいいのかと、いつもいつも追いかけてた。
だって、子供は成長する。変わる。その度に、私も進化しなければいけない。
社会人になった時もだし、事業を始めた時もそう。いつも追いかけて、追いつけた!と感じた事がない。でも、いつもワクワクしてた。
目標があって、課題があって、それをどう解決していくかは、楽しかった。
ヘトヘトになったり、落ち込んだり、嫌になったりしたりしたけど、やっばり楽しかった。

私はあまり賢くない。でも商売人の父親が「なくなったら稼げばええんや」と言ってたことが私の中にいつもあって、なければ作る、できなければできるようになるといった具合に「必要になったらやる」という学び方をしてきたので、必要だと思うことに対しての課題というのは、明確か分学びやすく「必ずなんとかなる」と思ってた。
これは多分、仕事だけの話ではない。
何を持って「大人」というのか、今だに理解できずにいたけど、最近、大人になんかいくつになってもなれるもんじゃないんだと思う。
役割に対して、努力はする。でも、心が大人になることなんてない。大人のふりはみんなするけど、どこぞの社長でも話してたら子供やん…と思う。
役割を果たしている大きな子供。
責任を果たしている=大人かもしれないけど、でも、心は子供の時とあんま変わってなくて、頭の隅っこでは多分、あの頃のまんま。
対処するものが変わるだけ。手に入れたいものが変わるだけ。テストでいい点が取りたい。かけっこで一番になりたい。あの人に好きだと言われたい。
欲しいものと役割が変わるだけで、大人になるわけじゃない。
みんな、子供のまんまだわ。

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