見出し画像

英語学習#06

教材名:Penguin Readers Level4
「Women who changed the world」

Chapter5 Women and work

 ほとんど多くの女性は家事が仕事でした。料理、掃除、子供の面倒を見ること。今でも世界のある地域ではそう考えられています。

 女性が初めて賃金を貰う仕事に就いたのは19世紀から20世紀初頭のこと。他人の家の掃除や料理を行ないました。大変きつい業務で何よりも自由になる時間がありませんでした。工場やお店、事務所仕事なども登場してきましたが、男性と同じ業務をこなしても、収入は半分だったため、長時間、低賃金の仕事をせざるを得ませんでした。同時代に女性は教師や看護師になりましたが、それらの仕事はあまり重要視されておらず、結婚し子供ができると仕事を離れる女性が多かったのです。

 戦争は悪いことですが、女性と職については良いものとなります。第一次世界大戦の時は、女性は軍隊と彼女たちの出身国の両方で仕事を持ちました。
 第二次世界大戦の時は、アメリカやイギリスで軍隊に参加する女性がたくさんおりました。女性たちは男性仕事を行い、同等の収入を得ていました。同時に、男性たちが戦地に取られると、子供を食べさせるために女性は外で仕事をするようになったのです。
 戦争が終わると、男性は家に戻ったため、200万人以上の女性が仕事を失いました。アメリカでもイギリスでも女性は家に戻らされたのです。新聞や雑誌では、男性が仕事してる間に家を綺麗にするよう語られました。女性の居場所は家で、家事が女性の仕事であり、店や秘書などをしている人も見られました。しかし、以前と違ったのは、女性の収入がアップしたこと。多くの男性が戦地から戻らなかったことで、女性が家族を支えていたからでした。
 1950年代は西洋各国が実に裕福になりました。工場は新製品を作ったので、女性たちは新しい仕事を手にしました。1950年代、60年代は外で仕事をする女性が増加しました。
 1970年代は女性たちは勉強するために大学やカレッジに通い始めました。多くの女性たちは大学を出て、外で仕事をしたいと考えました。過去の、女性が結婚して子育てのために仕事を少しだけ行っていた女性が大きく変化しました。西洋では、医師が女性が子供の数を選べるように助けていました。家族は次第に小さくなりました。
 今日、働く女性の数は上昇し続けています。2014年カナダでは、仕事をする人の47%が女性でした。女性は男性仕事に参入する場面も珍しくなくなりました。近年では、女性のパイロットや裁判官や宇宙飛行士なども誕生しています。
 働く女性が増加するにつれて、ビジネスや政治の場面でリーダーとなる女性も登場しました。その一人がシェリル・サンドバーグ。フェイスブックの最高執行責任者でした。シェリルはワシントンに生まれ、ハーバードのビジネススクールでMBAを取得しています。フェイスブックでCOOになる前、Googleで仕事をしてい増田。2012年、彼女はタイム誌が選ぶ重要な人物に選ばれます。2013年には「リーンイン」を発売。この本は女性のキャリア目的に関する本で、平等を求める男性向けの本でもありました。
 女性がリーダーになる一方、同額の給与支払いは大きな問題でした。2016年、アメリカでは男性が1ドル稼ぐが、女性は82セントしか稼いでいなかったのです。また、イギリスでは、3/4以上の仕事で男性より女性の方が支払いが少なかった。多くの仕事で、女性よりも男性の方が10%稼いでいました。
 2018年、BBCが同じ業務をする女性より男性に多く賃金を支払ってい他ことが発覚。中国のBBCで仕事をしていたキャリー・グレイシーは2018年、30年勤めた中国の職場を離れることになりました。理由は、男性よりも女性の方が賃金が安かったことです。長い闘いの後、キャリーは男性と同額のお金を受け取りました。
 仕事と平等な支払いに関する闘いで勝ったことはありません。女性がまだ家事をしている理由は、男性よりも女性の方がよく働くからでしょう。世界の多くの場所で女性は外で働いたり、自分の望んだ職場で働くことができていません。それは支払いが少ないことやセクハラに悩まされているからです。世界の半数が女性ある以上、彼らが働けないというのは、世界的な大問題と言えるでしょう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?