2024年4月　蠍座満月

4月蠍座満月を迎える時間
2024年4月24日(水) 8:48
※ボイドタイム：4月24日(水)0:48〜4月24日(水)5:38

蠍座5度、サビアンシンボルは「大きな岩場の海岸」
　今回のサビアンシンボルは「大きな岩場の海岸」というサビアンシンボルがあてられています。その意味は、現実を「決して諦めないぞ！」という強い気持ちの表れと読み解けます。蠍座5度では、どんなに強い感情を持っていても、頑として動かない現実があることに気づきます。そのどうにもならない現実に対し、「これだけは譲れない」という想いに気づき、「絶対に～してみせる！」と信念を強く持ったとき、新たな突破口を見つけて、自分なりのストーリーを展開していくことができるのです。
　感情を表す月が蠍座5度にあるとき、私たちは動かない現実への葛藤を感じやすくなります。今このタイミングで強い感情が揺さぶられていたり、焦りや葛藤を感じていても悲観する必要はありません。あなたが感じている、動かない現実への葛藤は、壁にぶつかっても現実を超えていける強さを育む種となってくれるでしょう。

動きづらい状況の中でより変化するためにはー
　満月を形成する太陽と月に対して、破壊と再生をあらわす冥王星がTスクエアという強い緊張感をもたらす配置をとっています。Tスクエアでは、3つの天体が思い思いの方向へ向かおうとすることで強い緊張感が生じます。行きたい方向があるのに、別の方向へ引っ張られて前に進めない、そんな葛藤を抱く状態です。
　「こんな自分になりたい！」といった欲求に対して、慎重に進めたいがゆえに動き難い自分がいるのかもしれません。強い欲望を叶えるために必要なのは、自らが大きく変化していくことです。しかし、今回、冥王星が促すのは“ただの変化”ではなく、後戻りのできないほどの大きな変容です。それだけに、心の抵抗感がおのずと湧き上がってくるのも無理はありません。
　冥王星の“後戻りできない根こそぎの変化”をするパワーを活用するために、冥王星のパワーにゆだねることがポイントです。抵抗感や葛藤を感じたままでも大丈夫なので、「いまの状況から抜ける！」と決めてしまいましょう。この決意が信念となり、あなたの底力を目覚めさせてくれるでしょう。

大きな流れに身を任せてー
　Tスクエアの頂点の冥王星は、「夢や理想」をあらわす魚座で重なる火星・海王星と、セクスタイル（60度）という生産的な角度をとっています。行動力の火星と集合無意識の海王星のコンジャンクションは、まだ誰も見たことのない水面下にある大勢の人のニーズを汲んで行動していけることを物語っています。さらに、このタッグは、「物質的な現実世界」をあらわす牡牛座で重なる木星・天王星と生産的な角度をとっています。そのため、「理想の世界」と「現実世界」とがスムーズに連携できるタイミングであることを教えてくれています。