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LUNA SEAの思い出を語る②(REBOOTからCROSSツアー福岡公演)

こんにちは、さとみです。20年ぶりに復帰したSLAVEです。

LUNA SEAとの思い出語り第2段です。
第1弾では真冬の野外からONDまでの思い出を語りました。
今回は、その続きです。

REBOOTと野心

ONDの伝説の夜から2年半。
2010年、ご存知の通りLUNA SEAはREBOOTします。
もちろん私も把握していましたが、そのタイミングでハマり直さなかった理由は、仕事でした。
アラサーだった私は、それはもう仕事が忙しく、私自身も夢中でしたし、もっとスキルを上げて大きな仕事を任されたいという欲が最も強く、仕事が私の全てでした。

ONDは一夜限りだったので、どうにか都合をつけて行きましたが、本格的な再始動となれば話は違います。
社会人となり一番野心に溢れている時期に、中高生の頃と同じ熱量を注げられるのか?
答えは人それぞれだと思いますが、当時の私にとってはNOでした。

私はあえてLUNA SEAのニュースを遠ざけ、ますます仕事に打ち込みました。
2007年のクリスマスイブの夜は、文字通りワンナイトデジャヴとなりました。

夢の終わりと地方転勤

転機が訪れたのは、2014年の年末。
私はこの時までに自分が仕事でやりたいと思っていたことをほぼ全てやり遂げて、抜け殻になっていました。

良く言えば、夢を叶えた。
悪く言えば、燃え尽きた。

あんなにあった仕事への情熱はサッパリ消えてしまい、そこにあるのは窮屈な東京での生活と忙しいだけの日常。

「仕事を辞めて故郷に帰ろう」

たどり着いた結論です。
しかしそんな折、舞い込んできた地方転勤…他会社への出向の話。
勤務地は私の地元の隣の県、福岡。
大学時代を過ごした街でもあります。
渡りに船でした。
二つ返事で承諾し、翌年の春から新しい生活がスタートしました。

仕事への情熱は無くなったと思っていましたが、地方の仕事は意外と楽しく、かつ仕事量は東京よりずっと少ないのでプライベートの時間も持つことができました。
第1弾に書いた、大学で初めて一人暮らしを始めた頃のように、毎日が楽しかったです。

ただそれも、良かったのは最初の5年くらい。
担当していた仕事は次々に後輩に引き継ぎ…
プライベートでも恋人とお別れして…
アラフォーになった私は、仕事人としても1人の女性としても、「もう旬ではなくなった」と感じていました。

LUNA SEA30周年ツアー

そんな2020年1月。LUNA SEAが30周年のツアーをやること、そして福岡公演もあることを知りました。

30周年!
NEVER SOLD OUTが10周年だったから、あれから20年!

世の中のあらゆる出来事に飽きて「人生長すぎるな」と感じ始めた頃でした。中高生の頃の純粋なトキメキと、ONDの溢れる感動を思い出すと胸がギュッとなりました。

「このライブに行こう!LUNA SEAに会おう!」

福岡公演の2日目のチケットを買いました。
(当時の私には2DAYS両方行く発想が無かった) 

OND以来、13年ぶりのLUNA SEAライブ。
人生に飽きていた私のささやかな楽しみとなりました。

パンデミック、心はリモートで繋がって

ご存知の通り、2020年に起きた新型コロナの世界的大流行で、楽しみにしていた30周年ツアーは中断。
LUNA SEAだけではなく、あらゆる「人が集まるイベント」が世の中から消えました。

あの頃は何もかも許されなくて、ツアーが再開する未来なんて信じられなかったし、再開したとしても行けるかどうかなんて分からない。
私は当然のように、チケットを払い戻しし、発券することなくその権利を手放しました。

4月。1回目の緊急事態宣言の折、LUNA SEAが公式のインスタを開設しました。
すぐに私のスマホにオススメで表示され、SUGIZOさんが1人で演奏する動画が投稿されていました。
動画はメンバー別に連日アップされ、新曲をリモートで作っていることが分かりました。
LUNA SEAの新曲をリアルタイムで聴いたのは20年ぶりでした。

やっぱり今も素敵だな…

鬱々としたステイホームの日々に、美しい音楽を作って届けてくれたことがじんわりと嬉しくて、すぐにインスタをフォローし、チケットは払い戻したけど、イープラスの「お気に入り」にLUNA SEAを追加。バンドの存在は心の片隅に在り続けました。

朗報は、その年の年末の「RELOAD」。
年末の忙しさをかけ抜けた私は、公演2日前に滑り込みで配信チケットを購入、その日を楽しみにしていました。

ところが、当日に発表されたのは真矢さんのコロナ陽性&ライブ中止。
もちろん残念でしたが、それ以上にウイルスが憎くて、ただただ真矢さんの回復を願いました。

どう表現していいか分からないので、当時の私のTwitterのスクショをご覧ください!

残念な気持ちをグッと抑え、真矢さんの回復を願う気持ちとコロナへの恨みがありありと書かれていますね。
私の当時の感情そのものです!!

さらに、3月の延期公演をリアタイ視聴した時のTwitterがこちらです。

だいぶ揺さぶられてますね。笑
出だしを「とある往年のバンド」で始めているのに#LUNASEA のタグで結んでいるあたりに私らしさを感じます。笑

この配信で感じたのはLUNA SEAの不変のかっこよさと熱量。そして冒険心。

度肝を抜かれたのはPHILIAのピアノ!
REBOOT後、初めてLUNA SEAのライブ映像を見たので、私はJさんがこの曲以外でもピアノ弾いているのかと思いました。知らないうちに二刀流になっていたのかと。笑
30周年を迎えてもなお新たな挑戦…熱い!!

ちなみに「メンバーのキャラ変」は主にINORANのことです。容貌(ブレイズ!)や表情、ライブパフォーマンスも全て。以前はライブで全く喋らなかった男ですからね…。
この日の私のカメラロールをご覧ください。



27枚中18枚、3分の2がINORANでした!
それだけINORANの変貌ぶりには驚きました…。
もちろん、いい意味で!
50代とは思えないみんなの美しさにも!

そして何より真矢さんが復活して5人揃った姿を見られたことが嬉しかったです!

コロナ禍の間、インスタ、Make a vow、RELOADと、リモートという手法でLUNA SEAとの心の距離感は1年間で確実に縮まっていきました。

運命の再会 2度目のSLAVEへ

 RELOADのMCを聞いてツアーを待っていた私。
延期公演が発表されると、もともと買っていたチケットはとっくに払い戻ししていたので、Twitterでお譲りして頂きました。
せっかくの地元開催なので、思い切って2DAYS両日!(当時の私は2DAYSの発想はなかった)
その時の感想ツイートがこちらです。

20年ブランクあったくせに、すっかりずっと好きだった気になっているところが我ながら憎めないヤツです。笑

特に初日のインパクトは絶大!
最大の感動はやはりRYUICHIさんの歌声。
RELOADで聴いてはいたんですが、ライブはやはり素敵でした。
瑞々しくて色っぽくて、とても「RYUICHI」でした。
なおかつ、昔よりも魅力的になっている…それは、彼がこの20年で重ねてきたキャリアであり、人間としての深みでもあるんだと思います。

やはり何だかんだ言ってもLUNA SEAはRYUICHI次第。
この時のカッコ良さはハートに刺さりまくりでした!

また初日は10列目上手花道の近くで、眼前に迫るSUGIZOさんのかっこよさに圧倒されました!大迫力!

そしてレア曲(IN MIND)前のMCでは、
「 SLAVEのみんなも、まだSLAVEにはなってないかもしれないけど、これからのみんなも…」
みたいなことを話してて、心がザワつきました。
元SLAVEで、今は退会したけどこんなに魅了されている私は何?これからどうする!?

また、2部は全部知ってる代表曲で終幕前にライブで聞いたことのある曲ばかり。
青春ど真ん中でハマり倒していたあの頃のトキメキがそのまま呼び戻されました。

そして2日目、PHILIAでボロボロになりながらも蘇っていくRYUICHIさんの復活物語は…奇跡で、伝説で、神話でした。

完全にノックアウトされてしまったこの2日目の夜、私は迷うことなくSLAVEへの再入会手続きを済ませました。

以上が、私とLUNA SEAの思い出のラインナップです。

人生に必要なもの

ここ数年…パンデミックが起こるずっと前から私は、人生がつまらなくなってしまっていました。
仕事に飽き、東京に飽き、地方にも飽き…もう人生そのものに飽きていました。
結婚という、多くの人が通るステージを通らず、1人で人生を歩いていくことに不安もあって、どうしたらいいか分からなくなっていました。

一体何のために生きているのか?人生長すぎる。
仕事をやり切ったと思った2014年、あるいは地方の仕事がマンネリになってきた2019年頃に私の人生はある意味終わっていました。
しかし自分自身は「旬が終わった」と思っていたのに、5人はどうでしょう?終わったどころかずっと旬、ずっとピーク。何ならまだまだ登れるんじゃないか?
そんな存在に出会えたことは、今の自分にもきっと意味があるんだと思います。

LUNA SEAに再会したからと言って急に人生が変わるわけではありません。
ただ、彼らが居てくれるなら…「次のライブに行くまでは」「次の配信を見るまでは」「次のSNSが投稿されるまでは」「新しい曲を聴くまでは」…そういうちょっとしたことを理由に、毎日ときめいたままで、これからも生きて行ける。
それこそが私の人生に足りなかったもの。
きっともう2度と、離れることはないでしょう。

終わりに

とりあえず書き終えてホッとしています。
RELOADのくだりをTwitterのスクショでだいぶ割愛しましたが、決して書くのをサボって楽をしたわけではなく…笑。あれが一番分かってもらえると思ったからです。

ちなみに記事中のTwitterのスクショは全てリア垢です。
ルナ垢は松山公演の直前から始めたアカウントなので当時は存在していません。
全然検索して頂いても大丈夫ですが、SLAVEさんが見ても面白くも何ともないのでオススメしません。笑


最後に…私は占いも好きで占い本も読むんですが、ゲッターズ飯田さんの五星三心占いの本(2021年版 銀の時計座)にこう書いてありました。

学生時代にファンだったアーティストのライブから、頑張る力をもらえる!!

2021年はそういう年だったようです。
運命を受け入れて、SLAVEとしての人生を5人と共に生きていきます。

これで思い出語りを終わります!
第3段はありません。
最後まで読んで頂きありがとうございました!

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