【ライブレポート】2022.1.9 LUNA SEA GRAND FINALさいたまスーパーアリーナ DAY2
こんにちは、さとみです。
続きましてGRAND FINAL DAY2です。
DAY2はWOWOWで中継されていたので、レポを書くつもりなかったんですが、ライブで奇跡が起きてしまったので、特に印象に残ったシーンのみ振り返ります。
そして、今回はRYUICHIさんに特化して書くことにします。
他の4人についても述べたいことは山ほどありますが、それはいつかTwitterで。
まず大前提として、このGRAND FINALには大きく2つの意味合いがあります。
①コロナ禍で中断した30周年ツアーの2年越しのファイナル
②RYUICHIさんの声帯の手術前の最後のアリーナクラスの公演
この2項目読んだだけでもグッと来ますよね…。
やる前から既に伝説です。
まずセトリです。
6.anagram
序盤からRYUICHIさんの声が本調子でないことは分かりましたが、明らかな異変が起きたのはこの6曲目。
サビの高音が掠れて、絞り出すような声に…。
その様子がとても苦しそうで、見ていられないのに、目が離せない。
代わりにみんなで歌ってあげたいのに、声を発することさえ許されない。
ついに彼はステージに膝をついてしまいます。
かみさま、RYUICHIさんを助けて!
もうダメだと思ったその時、彼はサビのメロディーを即興でアレンジして、高音を出さないこの日だけのanagramを歌ったのです!
何という気迫。何というボーカリスト魂。
それが、やぶれかぶれの苦肉の策だとしても。
その声は喉からではなく彼のスピリット…霊体から直接私たちの脳に届いた声なんじゃないかと思いました。まさに全身全霊。
そして4人の楽器隊は、RYUICHIさんを守るガーディアンでした。
その思いまでも音に乗せて伝わってくるようで、今まで聴いた中で一番、哀切なanagramでした。
演奏が終わるとすぐさまRYUICHIさんの元に行くSUGIZOさんと、逆サイドから駆け寄るINORANさん。
話の内容は聞こえなくても分かります。
行かなかったJさんの心中も。
DAY1の内容から、あと2曲あるのは分かっていたのですが、本当にあと2曲できるのか?ハラハラでした。もうこれで1部終わっていいと本当に思いました。
それなのにRYUICHIさんは何てことない顔でMCを取って、私たちがちゃんと楽しんでるか問いかけたりするんです。
プロを超えたプロ…。
ここでステージを降りたとて誰も何も文句ないのに…。
7. BLACK AND BLUE
ライブアレンジの果てしなく長いイントロが緊張感をさらに高めます。
あれだけanagramでボロボロになって、RYUICHIさんはもう一音だって出せないと思っていました。歌い始めるまでは。
それでもAメロになると、本調子ではないながらもしっかり声を出し、そのままサビまでも!
SUGIZOさんのコーラスも
「RYUICHIの歌を聴け!」
と叫んでいるように見えて、畏れさえ感じたくらいです。
グルーヴは最高!まるでRYUICHIという1人のボーカリストへの賛歌のよう。
奇跡って本当に起きる!
これがRYUICHIの生き様だ!
Bメロあたりから涙が溢れ出して、止めようとしても出来ず、ただただ目の前の奇跡に震え、後もう少しだけRYUICHIさんに歌わせてくださいと何かに祈りすがる思いでした。
サビではもう号泣してしまい、涙を拭うのに忙しくてワイパーしたいのに出来なくてもどかしい気持ちでした。
曲が終わる頃には買ったばかりのリストバンドが涙でビショビショになってしまいました。
8.悲壮美
歌詞の内容が今のRYUICHIさんとリンクしすぎて…私たちがどれだけ支えようとしても、RYUICHIさんを一人にしてしまっているような気がして…。
ドラムが効きました。大サビでそれまでゆっくりだったビートがラストの盛り上がりで激しくなるところが感情を昂らせて、もう…ひたすら泣けました。
14.I for You
こんなに心に響いたI for Youは初めてです。
2部になって、調子は悪いながらも何とか歌えるようになったRYUICHIさんの高音が胸に刺さりました。
「心からキミを愛してる」
こっちのセリフだよこの野郎…(涙)
無償の愛。自己犠牲の愛。キミの為なら何だってできる。
素直に愛を叫ぶI for Youは改めて名曲だと思いました。
そして今のRYUICHIさんの歌うI for Youはとてもとてもスペシャルで、涙なしには聴けませんでした。
この曲が主題歌となった「神様、もう少しだけ」というドラマがありましたが、まさにその心境。
神様、もう少しだけRYUICHIさんの声を守って…。
メンバー紹介(真矢さん)
この日のRYUICHIさんについて触れて、感極まって泣いてしまう真矢さん。
それを見て「真ちゃん…」ともらい泣きするRYUICHIさん。
50代の男性が2人して涙を流し合う姿は、とても美しかったです。とても、とても。
カーテンコール
so tender...を歌いきって(本当に出し切った!て感じのラストソングでした)清々しい様子のRYUICHIさんは、メンバーみんなとハイタッチを交わして去って行きました。
月並みな言葉だけど、感動しました。
誰が何と言おうとこのGRAND FINALは、RYUICHIの為のステージでした。
終わりに
何度も言うけど、これが奇跡じゃなくて何ですかね?
2年越しのファイナルにまだこんなドラマが待っているなんて。
私の個人的なことを言うとこの日のライブ中、ここ数年で1番の激しい頭痛で2部は集中力もなくヘロヘロでした(平熱で頭痛以外の症状は無いのでご安心を)。
本調子だったらもっと色んなことを覚えていられたと思いますが…。
その上、帰りの飛行機の時間が迫っていて最後ステージ上SUGIZOさんだけになったところで、断腸の思いで会場を後にしました。
それでもあの日あの空間にいられたことにはとても感謝しています。
奇跡のライブに立ち会えて感無量です。
ちなみにLUNA SEAのライブで泣いたのは初めてでした。
LUNA SEAに限らずあまりライブでは泣かないタイプです。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
キミは奇跡を見たか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?