ChatGPTのCustom instructionsの有無の差分を調べてみた
ライフイズテックのサービス開発部のパンチです。
2023年7月20日にChatGPTにCustom instructionsという機能が追加されました。試しに設定していくつか検証したところ、思ったより好みの出力になったのでシェアします!
Custom Instructionsとは
Custom instructionsはChatGPTの応答の振る舞いを指定するための指示書きです。設定方法は色んな方が記事にされているので割愛させてもらいます。
私は以下のように設定しました。
上部にはChatGPTに知っておいて欲しい私のことを書いています。下部にはどのように応答してほしいかを書いています。
以前はこのような内容を「New Chat」毎に書いていました。が、その手間がなくなりました。特にモバイルから利用するときは書くのがかなり手間だったので嬉しいアップデートです。
実際にこれを設定することでどのような変化があるのか事例を2つ紹介していきたいと思います。
事例1: 画像生成のプロンプトの要素を列挙する
以下のようなプロンプトで比較します。
画像生成aiを使ってゆるキャラを生成したいと考えています。
プロンプトに入れるべき要素を挙げてください。
まずは先に結果から見ていきます。
Custom instructionの「ステップバイステップ」という呪文が上手く効いて、体系立てつつより多くの案を出してくれています。例の示し方も一貫していて読みやすいと思います。
Custom instructionあり側になし側の8番「スタイル」の情報も入っていれば完璧でした…。
事例2: カリキュラムの叩きを作る
次はカリキュラム設計のプロンプトで試してみます。
生成AIと共創することをテーマとした4h x 3回の授業カリキュラム案を作成してください。
こちらも結果から見ていきます。
今回は「中高生向け」がうまく反映されていますね!導入や説明の時間が短くなって、実践やディスカッションの時間が長く確保されているのが特徴的です。より興味・関心を引きすための良い変化だと思います。
また、文章もタイトルが明記されたり、行うことが具体的になったりと詳細化されていて良いですね!
さいごに
毎回指定するようなお決まりのフォーマットがある方は是非Custom Instructionsを使ってみてください!
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