自分が自由だと気付いた話

初めまして、里海さきと申します。

自己紹介代わりに最近した決断の話を。

32歳の独身の女で、現在は東北地方で会社員として働いています。

生まれて此の方、東北以外に暮らしたことはなく、良く言えば穏やか、悪く言えばチャレンジ精神にかける人生を送ってきました。

地方でひとり生活していくには十分なお給料をもらっているし、これから大きな失敗をしなければ多分少しは出世して十分満ち足りた生活を送れそう。

大学生の頃の私の目標は「自分の力で食べていくこと」のみだったので、それは達成できた、と思う。地味だけど恵まれているし、満足すべきなのかもしれません。

しかし、約3年前、都会から転勤で来たとある男に出会い、人生観がぐるりと変わってしまいました。

全部自分の目で見て、ちゃんと自分の頭で考えて、そして自分の意見を持つ。

それらは私がこれまでしてこなかったことで、その男と見た景色はどれもが鮮やかに私の心に刻まれました。

行ったことのない場所、会ったことの無い人たち、食べたことのないもの。

その体験は私に世界はとても広いことを教えてくれ、私は知らない世界のどこにでもいけるのだと気づかせてくれました。

私はもちろんその男に恋をしましたが、うまくいきませんでした。そして男はまた都会に戻って行きました。

でも、男と会って広がった世界はずっと私の中に残った。

私がこれまで生きてきた世界が最善だと思ってきたけど、「最善の世界」なんてものは存在しなくて、興味がある世界はどんどん覗いてみたらいい。失敗するかもしれないけど失敗したらまた立て直せばいいじゃないか。

そして気づきました。

大学時代の私は、もっともらしいいくつもの理屈を並べて、本当に興味のあった世界を諦めていたと。

今の私なら、ちゃんと全部自分で責任を持って、言い訳せずにもう一度チャレンジできる。

そう確信したので、31歳で大学院を受験し、来年2020年の春から32歳で大学院生になることになりました。

失敗するかもしれないけど、挑戦できるようになった自分をまずは褒めてあげよう。

10年間の社会人経験と、手痛い失恋は確実に私を強くしてくれた。


日常のつぶやき的記事が多くなるとは思いますが、見守っていただけたら嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします。

里海 さき




最後までお読みいただき本当にありがとうございました。またお越しいただけたらうれしいです。