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グスタフ・クリムト / メトロポリタン美術館
友情
あんなに仲が良かったのに。
私たちには、とてつもない距離ができてしまった。それが勘違いであって欲しいけれど、
おそらく、私のこういう勘は間違いなく当たる。
昔、私の方はそれほど、、でも、相手があまりにも好きになってくれるから、付き合ってもいいかな、と思う人がいた。
なのに、彼はどんどん冷めていき、、
その時の感じによく似ているのだ。
多分、私の方はゆっくりで、相手は私に熱中して、その熱が私をゆっくりあっためて、やっと私があったまりましたよ、って時には、
相手は既に冷めてしまっていたのだ。
今回の件は、恋愛ではなく、友情だと思っていたもの。私は彼女が大好きで、多分一生この関係は続くと思っていた。
でも、私たちを繋いでいたものは、
条件付きの友情だったのではないかと思う。
彼女が離れたのは、私たちを繋いでいたコミュニティだ。
私はそれでも、私たちの友情は続くと思っていた。けれど、、
変わったのは彼女なのか、それとも、私の方なのだろうか。
それとも、お互いに変われないから、距離が出来てしまうのか。
私はこの事態に、多少足掻いてみせたけれど、
彼女からくる冷たい感覚は変わらずに、もう戻ることはないのだと思った。
まさか、恋愛以外で、こんなふうに拒絶に絶望する日がくるなんて思いもしなかった。
こんなにきっぱりと態度を変えられるなんて、
傷付いてしまうけど、とても誠意のあることかもしれないな、と思う。
心にもないのに、いい顔をし続けるよりもいいのかも、と思えてくる。
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