見出し画像

年末のごあいさつ

 今年は、4月に16年勤めた新聞社を辞め、自分に何ができるのか、いろいろと模索する日々でした。

 過疎発祥の地である中国山地から「過疎は終った!」という大胆なフレーズを掲げ、持続可能な地域社会を目指す「みんなでつくる中国山地百年会議」や、山口市阿東地域に思いを寄せる女性でつくるグループ「阿東を盛り上げたい女性のネットワーク」(あともり)の活動を通じて、地域に根を張りながら、同じ思いを持つ仲間と広くゆるやかなつながりを紡ぐことができた年だったと思います。

「みんなでつくる中国山地」では、10月に発刊した第2号の書き手として加わらせてもらい、隣県の書き手の皆さんの取材に同行したり、誌面に収まりきらなかったエピソードやその後の展開をつづる企画をnoteで展開したりと、新しい試みもできました。

みんなでつくる中国山地第2号

みんなでつくる中国山地noteはこちら 


 「あともり」では、デザインができるメンバーや情報通のメンバーの協力で、「あともりインスタ部」を立ち上げ、インスタで発信に力を入れてきました。

 振り返ってみると、あともりのメンバーに、あともりマップの紙面に載せきれなかった写真をインスタに上げてみようかな、という話をしたのが7月下旬のことでした。

 ため池の周囲で金色に輝くススキ、田んぼの畦に咲く彼岸花・・・。あともりのメンバーが撮影した写真たちは、日常生活の中で、ふと目にとまった四季折々の風景、暮らしの一コマが生き生きと切り取ったものばかりです。この写真を、もっと多くの人に見てもらいたいという思いで、8月からインスタに載せ始めました。

 そこから、あともりメンバーが撮影した写真を載せるだけでなく、新しい絶景スポットを取材したり、あともりが関わるイベントをレポートしたり、インスタ部のメンバーと楽しく更新を続けてきました。ネタに困るどころか、旬を逃さず掲載するのが難しいほどでした。

あともりがワークショップを運営した11月の駅カフェマルシェ(JR地福駅にて)

 一見、「何もない」と思われがちな田舎でも、皆さんに知らせたい、シェアしたいことがたくさんありました。いつも素敵な写真を提供してくれるあともりメンバーや、取材に協力してくださる地域の皆さんに本当に感謝しています。あともりインスタでは、これからも等身大の、リアルな阿東の日常を発信できればと思っています。

旧三谷小の校舎から見える風景

 新年は、気持ちも新たに、地域の話題を時には軽やかに、時には深く掘り下げながら、皆さんに伝えていきたいと思います。来年もどうぞよろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?