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ダンス記念日

姪っ子はもうすぐ1歳。
子供の成長とは早いもので、この間までハイハイもできず動けなくて泣いていたのに、いつの間にかつかまり立ちして今にも歩こうとしている。もう立派な人間だ。

さっきパプリカの曲で踊りまくっている姪っ子の動画が送られてきた。
不安定な体をよっこらしょと何かしらにつかまり立ち上がって、足をひょこひょこ手をぶんぶんと振ってダンスを楽しんでいる。少しすると、ものすごいスピードでハイハイして他の場所に移り、また立ちあがり足をひょこひょこ手をぶんぶん。人生1年目にして、こんなにも楽しく踊れるものなんだ。
人間の本能には踊るという行為もあるんだろうなぁと思った。

小さな子は嬉しい時には思いきりよろこんで、悲しいときはとことん泣いて悲しむ。大好きな人には大好きとハグしたり甘えたり怒ったり、恥ずかしがったり、感情表現も豊かだ。
こんなに本能のままに生きている彼ら彼女らは美しいな、うらやましいな、なんて最近考えていたから、姪っ子の踊りがものすごいかっこ良く見えた。

自制心や羞恥心がうまれるのはいつからなんだろ。気がつけば空気を読もうとしている。でもそれは決してわるいことではなくて、これまでの経験から相手の気持ちを察して思いやれるということである。
相手をおもいやって、おだやかに暮らすこと事を望むけれど、たまには大人も踊りたい時に踊ればいいし、素直に楽しんだり悲しんだり怒ったりできたらもっと楽に生きられるのにな。何事もバランスが大事。大人って大変。

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