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田・米・人。呼び名と漢字の成り立ち

田んぼは7年目で主をバトンッチした。でも、この間、田んぼから学んできたことはとても多い。

稲、藁、籾、籾殻、糠…

稲ほど、名称が色々変わる植物はないと思う。全体は「稲」。脱穀をしたら「稲藁」と「籾」。籾摺りをしたら「籾殻」と「玄米」。精米したら「米ぬか」と「白米」。。。

トマトは、「トマト」と「トマトの茎、トマトの葉、トマト(の実)」。

「田んぼ」という栽培場所も、お米を栽培する場所を指す。「畑」は「トマト畑」「キャベツ畑」と、色んな作物を栽培する場所。

なんで、「米の茎、米の殻、米の粕、米の畑」ってゆー名称にならなかったか?ってゆーと、そこに、「役割」があるから。名称を分ける必要があったって事。

稲藁は、畑のマルチになり、大豆と合わせて納豆になり、草鞋になりしめ縄になり…。
籾は燻炭になり、マルチになり、長芋とかの保存にも使われるよね。米糠は、石けんがわりになり、艶出しになり、糠漬けになり…。白米は食べるし麹になって、酒にもみりんにもなる。

役割がある、目的をもって使い分けるために、名前も分けた。違いを明確にするために。

発酵的観点で言うと、もっと田んぼの意味価値を感じているけれど、それはまた別の時に書きたいと思う。

光と稲と人で「米」

仲間の田んぼの田植え手伝いに行ってきた。
「祈り」や「蘇生」の白鳥監督が田植えに来るから、久々お会いしたいのもあって、参加。

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白鳥監督が、「お米という漢字は、光が田んぼに差し込んでいる様子なんだと思った」とおっしゃっていた。
じゃぁ、|とーはなんだろう?と思った時、

|は稲。ーは、一列に並んだ私たち。

みんなで列「ー」をなして稲「|」を植え、そこに光「X」が差し込んでいて「米」となる。
なんて素敵!

「米」は光が差し込んでいる様子でもあり、光を放っている様子でもある。田植えを通して、心地よい疲労感を得ながら、みんなの顏も輝いていた。

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白鳥監督の「地球蘇生プロジェクト」はこちら


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