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転職しました

新卒で入社した株式会社Smiles:から
株式会社ロフトワークに転職をしました。

https://loftwork.com/jp/

大好きな会社から転職することはとても淋しいですが、自分のやりたいことをどうやって実現するか、ということを前向きに考えて、新しい一歩を踏み出します。転職活動で考えたことを、のちのちにも振り返ることができるように、簡単にまとめておきたいと思います。


やりたいことは、豊かな仕組みをつくること


もともと自分は起業したい、自分でビジネスがやりたいという気持ちで最初の会社に入社しました。大学で建築を学びつつも、建築という枠にとどまることなく、しっかりとお金や幸せが循環し、関わる人みんなが豊かになれる持続的な仕組みをつくりたいと思っていたところに、友人から紹介されたのが今の会社でした。「世の中の体温を上げる」というメッセージを掲げ、ユニークであり、かつどこか人の温かさが感じられる事業を、ビジネスとして成立させて価値を創りあげていく。
退職する立場でありながら、いまでも本当に素敵な会社だなあと心から思います。

http://www.smiles.co.jp

そんな大好きな会社で、いつか自分もビジネスを立ち上げたいと夢を見ながら、3年間働きました。

けれど、自分がやりたいことは「関わる人みんなが豊かになれる仕組み」と抽象的で、具体的に何かを提案できることのないままに働いていました。やりたいことがはっきりとしている同期や先輩が、まっすぐと想いをもって働く姿や、ビジネスを立ち上げる姿を見て、心から応援できない自分に、もやもやを抱えることもありました。

このままではやりきれないと思い、ある方との出会いをきっかけに、文章を書くことを始めました。読んだ本のことやちょっとしたエッセイなど、自分の表現したいことを書いていくうちに、不思議なほどにあれだけ縛られていた「起業」という言葉が、するりとほどけました。自分は「起業」を表現の手段としてもとらえていたことに気づき、書くことで表現欲求が満たされると、自分が目指す豊かになれる仕組みをつくるには「起業」じゃなくてもいいんじゃないか、と肩の荷がおりる気持ちになりました。情熱をもとに0から1を生み出す働き方は、いまの自分にはできない。それは諦めというよりは、受け入れる、という感覚に近いものでした。


得意なことをかけあわせることで、価値をつくる


じゃあこれからどうやって働いていこうかと考えたときに、自分はやりたいことが抽象的なので、まずは自分の得意なことを軸に働き、スキルや知識を蓄積することで、それを社会に還元して価値をつくる働き方が向いていると考えました。

今までの経験から帰納的ではありますが、具体的な成果に繋がったであろう自分の資質をリストアップし、他者からの評価が得られたものを、自分の得意なこととしてまとめることにしました。他者からの評価を重視するのは、仕事をする上で得意なことは、あくまでも他者との比較でしか判断できず、また価値・報酬が生まれるのも他者を通してである、と考えたからです。

それらを踏まえたうえで、

・情報を整理する力
・戦略的な実行力
・好奇心(飽きっぽい)

が自分の仕事に活かせる資質であると考え、それに基づくエピソードをまとめました。また、この得意なことを仕事に活かしていくうえでは、

・異なる利害関係・文化の人間をまとめる
・ビジネスソリューションを実行する
・プロジェクトベースに色々な業界・業種の人と働ける

職種を目指し、“プロジェクトマネジメント”というキーワードをもって転職活動に臨みました。

幸い、もやもやを抱えつつも、本当に素敵な人たちにいつも支えられたおかげで、会社から表彰されるほどの売上記録を達成することもでき、その成果もあって転職活動では複数社に内定をいただき、最終的にロフトワークで働くことを決めました。


ロフトワークが目指す「冒険するクリエイティブエージェンシー」


ロフトワークに転職することを決めた理由は、

・会社の強みが“プロジェクトマネジメント”であり、自分が名実ともに獲得したいスキルと合致する
・メソドロジーとフレームワークを大切にしながら個々の人間力を尊重する文化のなかで、自分独自の価値を高めていける可能性が高い
・「冒険心」というビジョンというよりはアティテュードを掲げ、変化の多い時代に対応したコラボレーション体制に好奇心を活かせる環境である可能性が高い
・そして何より面接で直接会話したなかで、人や課題に真摯に向き合い気づきを積み上げる誠実な人柄に魅力を感じ、公私ともに目指していきたい姿である

上記の点から、自分が心からやりがいを感じて働ける仕事だと感じました。


小さなことでも、やってみること


「起業」という言葉に縛られていたときの自分は、ただ頭で考えるだけで、何も行動していませんでした。自分にとって文章を書く、ということは、一見すると仕事とは関係がないように思えますが、自分の道を開くきっかけになりました。自分が信じることを、小さなことでもやってみること。どんなに小さなことでも、やってみることで気づきが生まれ、自分という人間性の理解が進み、自分が感じる幸せな生き方を選択していけるのだと思います。

とはいえ、まだまだ経験不足の未熟者ではあります。関わる人の笑顔を大切にしながら、ロフトワークという新しい舞台でも、何事にも挑戦し、精一杯に楽しんでいきたいと思います。

お世話になった方々、
そしてこれからお世話になる方々へ、
これからも、どうぞよろしくお願いします。

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