3/15中国広州に戻りました。
2020年3月15日、日本から中国は広州に戻りました。
今日本から中国に入ると、空港でかなり待たされるとか、指定施設(病院、ホテル)に連れて行かれるとか、その後隔離14日だとか。。いろいろ言われてますが、今回自分が実際に日本から中国に入国した実体験をこちらに記させていただきます。
今回は特に重要かと思われる中国入国日の様子を時系列とともに書かせていただきます。
自分のフライトはJL087便、東京羽田8:50発、中国広州13:05着予定の便。
6:40 羽田空港到着。最近の情報を見ていると人が全然いない様子だったので、同様にすぐにチェックインできるかと思ってたが、意外と人が並んでいました。
多分なんですが、このフライトの前々日3/13にJALからお知らせがあり、3/9から水、金、日の3便のみに減便していたこの羽田-広州便が、3/18〜31のフライトの運休が決まったことが要因かと思います。
もともと水、金、日のみのフライトだったので、3/16と3/17はもともとフライトがなく、僕の乗った3/15のフライトが実質運休前のラストフライトになった形。それにより、どうしても中国(広州)に戻りたい人達が、この便に押し寄せたのではないかと推測してます。
7:00 チェックイン。検温をするものの、他はいつもと変わったことはなく、すんなりチェックイン完了。
この時に、消毒用のアルコールは機内に持ち込めないと思ってて、預け荷物に入れてましたが、一応念の為カウンターで聞いたら100ml以下であれば持ち込み可能とのことだったので、いそいそと預け荷物から出して機内持ち込み用に用意しました。
7:10 荷物検査、出国審査終了。ここは全然並ぶことなく、かなりスムーズでした。持ち込んだアルコールももちろん何も言われず。
出国審査後の名税店やショップは通常通り営業してました。なので普通に買い物はできる状態です。
搭乗口付近に近づいたら、ラウンジがあるのが目に入り、そういえば自分の持ってるアメックスのゴールドカードもラウンジが使えた!と思って急遽そのラウンジ棟?に行きました。
確かこのラウンジだったよなと思うラウンジに行って、受け付けのところでクレジットカードを見せたら・・
「クレジットカードでご利用いただけるラウンジはこちらではなくて・・・」
使えず。。。しかも使えるラウンジは今ところをまた戻って行かなければいけなかったので諦めました。
そんなこんなで7:30頃搭乗口に到着。
自分が着いたときはそんなに人がいなかったが、少しずつ増えてきました。
やはりマスクをしている人がほとんどで、していない人を探すのが難しいくらい。
8:25 優先搭乗開始
8:30 一般搭乗も開始。急いで行っても仕方ないし、最後のほうに行こうと思っていたら、なんかグループで呼んでる気配。改めてチケットに目を通すと
確かにグループが記載されていました。JAL便に乗るのがもう数年振りなので、これは通常もあるのか、今のこの状況だからあるのか。。
機内に乗り込み際にこの紙を渡されました。
さすがにこういうのを見ると、特殊な状況だということを実感。
席に着いてこの紙を書いているとアナウンスがあり、今日のフライトはほぼ満席に近い搭乗者数とのことでした。
8:57 飛行機が動き出します。
離陸後、機長さんからの挨拶に耳を傾けながらふと思ったのですが、この機長さんや、客室乗務員の方々も、日本から中国に入国となるわけなので、14日の隔離になるのだろうか?ということ。どうなるんでしょうか?
機内では、いつものフライトと変わらない風景。ただ、フライト中に一回だけ検温をされました。
36.6℃
ここからは中国現地時間になります。
12:30 着陸、予定よりも早い到着でした。到着と同時にアナウンスがあり、電子機器の使用が許可されました。
12:40 降機場到着。みんな慌ただしく荷物を取り出しますが、すぐには出ることができないので、座って待つように指示が出されました。
13:03 再度アナウンスがあり、本来は機内で検温があるはずだったのか、変更になり、一先ず飛行機をおり、別室にて待機とのこと。この時点のアナウンスで、今日は5時間ほどかかると伝えられました。
飛行機から降りて移動していると目に入っているのが防護服姿の方々。空港の案内スタッフ等はみんな防護服を着ているようでした。
日本では見なかった光景だったので、さすがに中国で起きている事の重大さを感じずにはいられませんでした。
13:30 出発搭乗口ゾーンで待機開始。同じ便だった人達はみんな同じ場所に集められ待機でした。
14:00 暑さに耐えれず、遂に上下ヒートテックを脱ぐ。出発をした羽田の気温が10℃未満だったのに対し、広州白雲空港のある花都区の気温が21℃ 、そりゃ暑いわ。
14:20 スタッフから問診票を渡され書くようにと。機内で書いたのとほとんど同じですよと。
確かに同じような内容でした。。
ちなみにこの待機している場所には一応子供が遊べるスペースがあり、子連れのファミリーはここで遊んでいました。
今回は自分一人での移動でしたが、子供がいる身として、やはりこういうのは気になってしまいます。同じ便にも何組か小さい子供連れのファミリーがいましたが、とにかく待ち時間があまりにも長いので、子供は退屈してしまいます。パパママ本当にお疲れ様ですと。。
15:04 サンドイッチと水が配られました。サンドイッチはハム、ツナ、タマゴの中から1つをチョイス。確かに機内食から数時間経っていたし、あとどのくらいかかるかもわからない状況だったので助かりました。
16:15 ようやく移動の指示があり、別の場所に連れて行かれました。
16:30 一対一で、飛行機乗る前に渡された紙と待機中に渡された紙を見せて問診(症状がないか、過去15日どこにいたのか等)と検温。
36.7℃
問診後、これを渡されました。
ちなみにこの紙、そのあとはどこかで回収等されず、今も手元に残ってます。
問診完了後ようやくイミグレへ。並んでいるときに今度はこのような紙が渡されました。
イミグレに並んでる人は結構多く、正直このイミグレに並んでいた約40分間くらいが一番しんどかったかも。。
17:15 入国審査完了。
入国審査の際、ビザがあるにも関わらず、なぜか招聘状を見せろと言われ、ビザを取るときに出してるものなのでもちろん手元にないのでどうしようかと。。そしたら他の職員がビザがあれば招聘状はいらないよと伝えてくれたので事なきを得ました。入れないんじゃないかと思って焦ったじゃないか!!
入国審査後、ここはいつも通り預けてあった荷物を受け取り指示に従い移動。ちなみに現在、中国入国時の荷物の検査等はほぼしていないに等しいくらいでした。
17:45 バスの待合所的な所に到着。ここでどこの区に行きたいか伝え、区によって割り振りがされました。
恥ずかしながら自分は荔湾区です笑
割り振りがされてから、ここでもまた待たなきゃいけないかと思っていたら、意外とすぐに荔湾区行きの人が呼ばれバスに連れて行かれました。
もし仮に、他にも荔湾区に行くレア日本人がいるようであれば声を掛けようかと思いましたが、もちろんおらず。。
バスに乗り込むを乗車人数は9人、さすがは荔湾区?
バスに乗り込んだ時点で18:00。恐らくバスがある程度の人数になってから出発したいのか、出発は20時になると伝えられました。
バスの中に医者がおり、その人がみんなの情報(住まい、行った国)を聞いて回っていました。あと検温。
36.1℃
同じバスに乗った人の中に韓国人ファミリーが一組。
ワンちゃん連れてました。
2時間も待たなきゃいけないと知ると文句を言い出す人もちらほら。。何時に空港着いてもうこんな時間だの、いつになったらご飯が食べれるだの。。。
この出発を待っていた時点でどこのホテルに向かうか説明があったものの、残念ながら自分には聞き取れずでした涙
19:05 20時出発予定と言ってはいたものの結局バス出発。ちょっとラッキー
20:10 バスに揺られること約1時間、着いたところは・・
天河区にあるこのホテル。
めっちゃいいホテルじゃん!!とまぁまぁテンションが上がったものの、降ろされる気配なし。。。
降りるどころか、なぜか新たに2人乗車。
このホテルに回ったのは、その2人をピックアップする為だったみたいです。
20:45 再度出発。
21:30 ようやく目的のホテルに到着。
もちろん荔湾区内のホテルでした。
3/15のお値段です。
特に何か指示はされなかったものの、他の人を見ていると普通にチェックインをしているようだったので自分も同じようにパスポートを出してチェックインしました。
ホテルのフロントではこの袋を受け取りました。
気になる中身ですが、
フェイスタオル、歯磨き粉、歯ブラシ、ゴミ袋。ホテルなのにタオルがフェイルタオルだけとは・・・
あとフロントにいた医療スタッフより、水銀式の体温計を受け取り、翌日の午前10時と午後4時に体温の報告をするように言われ、このホテルにいる自分と同じ隔離者?のWeChatのグループに参加させられました。
あとこの時点ですでに22時前、お腹も空いていたので、ご飯はどうしたらいいか聞いたら、外には出ちゃいけないからデリバリー呼んでねと。
さて、部屋に向かいます。ホテル内はこのような感じです。
そして肝心な部屋ですが、運良く自分は角部屋でした。角部屋だからか結構広く、快適そうな部屋です。
多分この部屋はダブルベッドの部屋だと思われます。であれば本日の価格は308元(約4,700円)。
先ほど参加したグループチャットで新しくホテルに入った人に案内が入りました。
外出禁止、下に降りるときはマスク着用、戻ったら手洗い、フロント等の電話、朝昼晩ご飯の時間、他に食べたかったら自分でデリバリー、検温、概ねこのような内容です。
そして、同じように隔離されている人達が気になっている今日の分もそうだし、今後もしそのままここで隔離になった場合の費用ですが、チャットグループの人がフロントに問い合わせてくれ、共有してくれました。
1日目の今日の分は無料、もし自宅に戻っての隔離ができなく、このホテルで隔離になった場合、1泊食事付き270元(約4,100円)。隔離時の宿泊費は自己負担と言われているので、一泊このくらいの値段だと地味にダメージありますよね。。
そしてお腹も空いていたのでデリバリー注文しました。配達の人が着いたら電話をくれ、フロントに置いておくとのことだったので、しっかりマスク着用でフロントに取りに行きました。
注文する時に悩んだのですが、瓶ビールを一緒に注文しました。何に悩んだかというと、部屋には開ける術がないということ。なのでフロントに栓抜きあるか聞いたら残念ながらないと・・・がしかし、フロントのお兄さんが開けてくれるというのでお願いしたら見事に開きました。中国のこういうとこ結構、いやかなり好きです。
部屋に戻ってもちろん手洗いうがいをしてようやくご飯、時すでに23時。中国と言えばやっぱりこれですね。日本にいるときも結構食べたくなってた笑
小炒肉
お腹が空いていたのもあってやたらおいしかったです。
23:20 そんな感じでご飯を食べ終わった頃、ノックの音があり出てみると医療スタッフのような方が2人、検査にきたと。
鼻に棒のようなものを突っ込んで検査すると聞いたことがあったので、痛いですか?と聞いたら痛くないよ!と。実際は長い綿棒のようなもので口のちょっと奥の方を少しグリグリとするだけでした。ちょっとだけ気持ち悪いような感じではありましたが、ほんの数秒で終わり。明日検査の結果が出ますと言われ、今日はこれで終わりでした。その結果によって自宅に帰れるのかそれともホテルに隔離になってしまうのかがわかります。
3/16 16:00現在、まだ結果が出ていないので、本日2度目の検温中です。
36.5℃
いやー、とにかく長い1日でした。もしこれから日本から中国に戻られる予定の方がいらっしゃるようなら、日々事情は変わっていますが、この記事が少しでも役に立っていただければこの上ない喜びです。
最後まで読んでくださった方がいるようでしたら本当にありがとうございます!!
引き続き中国戻り2日目以降も書かせていただこうと思っておりますので、ご興味のある方は是非ご覧いただければと思います。
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