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Bridge制作うらばなし『カフェイン』

4日目は、1曲目に入ります『カフェイン』です。

この曲を作ったのは、2019年の3月末くらい、即ち高2と高3の間の春休みだった気がします。
歌詞を作るにあたって特にテーマみたいなものは考えず、なんとなく意味ありげな言葉をいくつも思い浮かべて、深層心理から湧きあがってくる言葉を捕まえていくみたいな作業をした記憶があります。なので歌詞に込めた思いみたいなものは一切ありません笑。そんなものこの曲にはあるべきじゃないと決め込んでいたような気がしてます。ある意味この曲の歌は音でしかなく、言葉が持ってる美しさとか意味合いみたいなものをなるべく排除したくて、譜割りや文法が不自然でなければOKと思っていたのかもしれません。そう思うに至ったのもこの曲がギターから思いついたからだと思います。ギターから考えるのはいつものことなんだけど、この曲の場合なんとなく思いついた進行になぜだかこれまでにないほどの自信があって、それさえ生かせればいいってどこかで思っていたのかもしれません。その方向性である意味導かれるようにリズムとかメロディが決まっていった感じだと思います。だからこの曲は弾き語りでやっても個人的にはそんなに面白くなくて、やっぱりバンドアレンジで演奏してこその曲だと思っています。だから今回バンドサウンドで音源にできて、得も言われぬ気持ちよさがありました。こんなこと言うべきじゃないけど、紛れもなく一番気に入っている曲です。サポートメンバー、というか特にドラムが気に入ってくれてて、彼が実の兄っていうのもあって、「いい」って言ってもらえて心の底からホッとしたのを強く覚えています。面と向かっていうのは照れ臭いけど、この曲を録ったときに「このドラマーに声かけてよかった」って強く思いました。また、今回バイオリン入れたいと思ったのもこの曲でバイオリンが間奏でソロを弾いてるイメージが強く浮かんだからで、レコーディングを経て改めてすごくいいものができたと思っています。ベースも、特に派手なことしてるわけじゃないけど、2番のBメロのウォーキングベースがめちゃくちゃ旨味だと思ってるので注目してほしいポイントです。なのでこの曲は正直歌あんま聞かなくてよくて、楽器陣をふんだんに味わってくれって思いでいっぱいです。

ここまで書いてきて自分で気づいたけど、歌詞に対する思い入れみたいなものが全くないからひとりで作ってたときのことはまじで覚えていないみたいです。むしろやっぱりアンサンブルしてみて曲の良さが出る曲ってことが改めてよくわかった気がしてます。内心この曲もっと評価されていいとは心の中でずっと思ってて、今回の制作でその手ごたえがあった気がしているので、音源やバンド編成でのライブを通してこの曲の良さが伝わればいいなと心の底から願っています。ミニアルバム1曲目、ぜひ聞いてみてください!

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