ONH

22時に日本橋で待ち合わせて しおりを開いて忘れ物をチェック
見上げれば、雲一つない紺の空に浮かぶ 中秋の名月、卵の黄身のよう

夜の東京駅は少し気味悪くて 赤いレンガの建物たちも押し黙る
誰もいない眠る街を横目に、軽い話とともに 歩き始めた、風の中の自由だ

Can’t stop walking 都市の始まりのアベニューを行く
Can’t stop walking 口に出せない秘密をなぞる
Like night cruising 夜中の魔法でどこまでも行く
Blow my mind 広く長い道を吹く風のように

そろそろコンビニに寄ろう 梅昆布と飲み物を買おう
ビールもついでに入れておくか 乾杯をしてガソリン補給だ
まずい、信号が赤になりそう 柄にもないけど走ってみよう
疲れたね、けどほら見て 県境の川がもう目の前

Can’t stop walking 話してた明日が今日になる
Can’t stop walking もう少しだけ騙されてみる
Sunrise morning 日の出の時間はもう過ぎている
Blow your mind タイミングばかり逃している

Can’t stop walking 都市の始まりのアベニューを行く
Can’t stop walking 口に出せない秘密をなぞる
Like night cruising 夜明けの魔法でどこまでも行く
Where're we going? 広く長い道を吹く風に問う

気が付けば辺りはもう明るくなり 隠れられる場所ももう見当たらない
上り坂に弱音を吐く気力もない 歩かなきゃ、自由という不自由だ

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