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音メモ。

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風景の音にアコースティックな音を添えサンプリング等の手法を交えて公開する「音メモ」シリーズ。
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#ambientmusic

音メモ 47 - Please stay safe -

数日前の朝。夜中に吹雪いた雪が、ばらまかれたように窓全体に付き、そこに朝日が反射して、すごく綺麗でした。窓の外が絵画のように見えた、という話はたまに聞きますが、自分のまわりでそんなことを思うのは、初めてかもしれない。嫌な夢を吹き消すように、不安や悲しいニュースに打ち勝つように、綺麗な朝でした。

音メモ 44

このリズムパターンを作っているとき、今年最初の蝉が鳴き始めました。ホワイトノイズに聴こえるのが、その蝉です。。 冬や春に比べたらだいぶ外が騒がしいはずなのに、だんだん気にならなくなる。ずっと鳴っている音には意識が向かず聞こえなくなったり、聴こうと意識した音は大きく聴こえたり。人の脳と耳の間にミキサーがあり、フェーダーが動いているところを想像すると面白いです。動かしている小人エンジニアを想像するとさらに。 CD「inacagraphy+」。引き続きよろしくお願いします。CD店、amazon、配信、生活に合うもので。https://www.amazon.co.jp/dp/B06X9WQC2N

音メモ 43 - 道路に白線を引く音 -

道路に白線を引いているところに遭遇したので、録音して音メモにしました。小気味よく打たれる(放たれる?)音が、いい感じでした。構造はどうなっているんだろう、気になります。 ちょうど次の日に秋田に遊びに来ていた、rabukaというバンドの、ゆめんさんの声を使わせてもらいました。突然マイクを向けて、2分くらいで録音。あいかわずの適応性と、いい声です。 rabuka ( http://rabuka.net/ ) water - rabuka live at shibuya 7th floor ( https://youtu.be/BvOEYD9Fv8s ) ゆめん ( https://twitter.com/rabukabuka )

音メモ 41 - 田植え -

前回は「種まき機」でしたが、今回は「田植え機」の音を使って音メモを作りました。植え付け部分(ナウシカに出てくる王蟲の足みたいな動きのところ)の音が意外にも良く、ハイハットと混ぜると心地よかったです。 田植えの期間は、同じ道でも通る度に景色が変わります。水が張られた頃に映る空と雲はすごく綺麗です。桜のように、一時期しか見れない光景。これも田舎ならではですね。 4/14に発売されたCD「inacagraphy+」。CD店、amazon、配信、生活に合うものでぜひ聴いてくださいね。https://www.amazon.co.jp/dp/B06X9WQC2N

音メモ 34

昨日、長かった田植えがようやく終わり、みんなでお酒をいただきました。慣れ親しんだはずの変わらない景色が、本当は50年でどれだけ様子が変わったか、初めて知る話も多く、楽しいひと時でした。刺激も多かったな。音メモを作るのもなんだか久々に思えたので、今日は深く考えず思いつくままに作りました。

音メモ 33

友人と車に乗っていたときのこと。飲んでいた珈琲のプラスチックのふたを何気なく指で叩いていたら、音が心地いいという話になり、駐車場でハザードの音をハイハット代わりにして録音してみました。好みな音だったので、ギターやピアノで音メモに。副題は、“駐車場で一休み”、ですね。

音メモ 32

歌詞を書いて、曲をつけて、歌詞を抜いて、音メモにしました。メロディを探して、当てはめて、口ずさんでみてもらえたらうれしいです。 “ランプを灯せば” いつからか向日葵は とっくと背を越えるのをやめた いいなずけと結ばれた あの子は遠くで暮らしている 夕べの風は少し荒くて 軋む窓辺に気配が揺れた ランプを灯し 影がうまれ ともすれば 汽車の汽笛が聞こえてきた 気がした あかぎれた手のなかの たゆたう顔を流したら 薪をくべ 湯気のぼる (しばし間) こうして暮らしている 夕げの味が少し甘くて 身に染む思いに少し肩が揺れた ランプを灯し しおりで開く ともすれば 校舎の鼓笛が聞こえてきて 胸を焦がした 日々は帰らぬ しかし意味は変えられる ランプを灯し 時がうまれ ともすれば 「そう、上出来さ」 聞こえてきた 気がした (季節感はないですが、音メモとして公開します)

音メモ 31 - children grow up surely -

静かに、シンプルに、音メモを更新します。 soundcloudで、10代の人が作る音を聴く機会が続いています。高校生くらいで素敵な音楽つくってるの、すごいなぁと。この音メモには、高校生のときに組んでいたバンドで、初めてレコーディングした曲のフレーズを使っています。地元の楽器屋さんが企画したコンピレーションCD(廃盤)に収録された思い出の曲。一緒にこの曲を作った友人は、今では立派に保育園の先生です。 作った曲を子供に例える人がいますが、時を経てメロディをなぞってみると、確かに当時より少し大きく深く聴こえる気がします。

音メモ 26

周囲で、大きな選択や決断を迎える話が多い月でした。新しい一歩を、にぎやかして、拍手で送り出したい。音メモの趣旨からは少し外れますが、友人らへのサウンドトラックです。

音メモ 25

甥っ子や姪っ子を連れて、岩手にある小岩井農場というところに行ってきました。馬と触れ合ったり、カーレース(自分で漕ぐ)をしたり。帰り際、何がいちばん楽しかったか聞いてみたら、「ブランコ」とのこと・・・そういうものですよね。。。農場内を周回するいろんな乗り物がありました。牛のかたちのもの(モーモートレイン)、大きなトラクター(!?)に繋がれたもの、可愛らしい花のカップのようなもの、など。発車ベルや、通過を知らせる鐘の音などが、近く、遠くと鳴っているのが心地よかった。それらの音を端々に加えて、シンプルなピアノの音メモです。

音メモ 24

近所の夏祭りを終え、帰る人たちの足音にのせて。草履で地面をこする音が、スネアのブラシに聴こえたので、こういう曲を。夏から秋へ向かう季節の曲は、このコード進行のイメージです。。

音メモ 20

散歩するのに気持ちいい季節に、聴きたくなる、好きな音楽があります。 聴く人をいつまでもドキドキさせるあの感じに、少しだけでも、近づけたら、いいのにな。 そんなことを思いながら作ったら、こうなりました。 今日の音メモです。