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音メモ。

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風景の音にアコースティックな音を添えサンプリング等の手法を交えて公開する「音メモ」シリーズ。
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2016年4月の記事一覧

音メモ 32

歌詞を書いて、曲をつけて、歌詞を抜いて、音メモにしました。メロディを探して、当てはめて、口ずさんでみてもらえたらうれしいです。 “ランプを灯せば” いつからか向日葵は とっくと背を越えるのをやめた いいなずけと結ばれた あの子は遠くで暮らしている 夕べの風は少し荒くて 軋む窓辺に気配が揺れた ランプを灯し 影がうまれ ともすれば 汽車の汽笛が聞こえてきた 気がした あかぎれた手のなかの たゆたう顔を流したら 薪をくべ 湯気のぼる (しばし間) こうして暮らしている 夕げの味が少し甘くて 身に染む思いに少し肩が揺れた ランプを灯し しおりで開く ともすれば 校舎の鼓笛が聞こえてきて 胸を焦がした 日々は帰らぬ しかし意味は変えられる ランプを灯し 時がうまれ ともすれば 「そう、上出来さ」 聞こえてきた 気がした (季節感はないですが、音メモとして公開します)