BambuLab X1C の よいとこ、わるいとこ

総合的には速くて安定していて便利。トラブルも少ない。

よいとこ

速い・キレイ

でも、そんなにフローが出るわけじゃない。DragonHFくらい。UHFに負けると思う。https://www.youtube.com/watch?v=qBvTWFEd7rk で値が出ていたので、気になる方はそちらへ。
そしてキレイ。
自分は気にならないが「"input shaper"補正を入れすぎているのでは?」的な指摘をされてたりする。

Bambu Slicer(専用スライサー)がわかりやすい。

基本はPrusaSlicerなんだけど、UIが理解しやすい。
よく触るところだけが表に出ている感じ。
多色印刷の色分けも簡単にできる。
設定がcloudでシンクできるので、複数PC使う人は楽。

AMSが優秀

多色印刷はほぼ使わないんだけど、フィラメント切替器として便利。入れ替えミスとかはない。(TPUは詰まるので使用禁止らしい)

MMUやERCFとの違いは、ツールヘッドにカッターがついている点。
入れ替え時に先っぽ数センチを切って捨てるので、トラブルが少ないのだとおもう。

防湿性能はないって話だったけど、それなりに良い。

ガラスの遮音性がよい

パーツファンとAUXファンがかなりうるさいけど、ガラスとパッキンのおかげで、だいぶマシになる。つまりP1Pはうるさいだろうし、エンクロージャー造るならアクリルおすすめしません。

wikiくわしい

公式のメンテナンスwikiがくわしい。

わるいとこ

プリント中の速度、フローがリアルタイム表示されない

Klipperに慣れていると、speedとflowはみたいですよね。

ベッドがあったまる→プローブ→PA測定に時間がかかる

メッシュレベリング中に、共振測定みたいのもするので、時間がかかる。全部で7分くらい?。(設定でスキップして前回の値をロードはできる。)
小さいモデルをサクッと出したいときに、「準備ながいなー」と思う。
PA値は直前しか記憶されない。P1PだとAMSスロットごとに記憶できるらしい。

PA測定すると、ベッドの使える面積が減る。

あたりまえなんだけど、
ベッドサイズ ギリギリの大きいモデルだと困ることがある。
一度小さいものを印刷してキャッシュにPA値いれて、
再度、ベッドサイズギリギリのモデルを印刷、って手順が面倒。
PA値を記憶したり指定できればいいのに・・・(できるのかも?)

ネジが統一されていない。

M3にタッピングと普通のネジがある。メンテ時に面倒

ベッドのサーミスタケーブルが断線した

断線。すぐに送ってくれたが、交換がvoron的なものより面倒だった。

PA値やshaperの補完方法を自分で設定できない

自分はおまかせで不満がないけど、いじりたくてもいじれない。そもそもその値もわからない。(P1PでAMS使っていると数値がわかるし、指定できるらしい)

BambuSlicerの0.2mm standard profileの値が wall=2

ちょっと薄すぎる気がする・・・
フィギュアとかならそっちのほうがいいのかな
一応、strong profile もあるけど、そちらはwall=6
(もちろん変更はできます。デフォ値が・・・ということです)

BambuSlicerのABSのノズル温度 デフォが高すぎる

きっとフローを出すためなんだろうけど、270度。強気すぎる。
IEMAIのABS-CFだと、ガッサガサです。(250まで下げれば大丈夫)

簡単にOrcaSlicerとBambuSlicerを併用できない

どちらかにプリンタを登録すると、別の方が解除される?ような挙動でどちらかしか使えない。ネットワークドライバを入れるせいかも?

クロッグすると、治すの大変

自分のミスで一度だけクロッグした。by objectで、ABS→PLAの順で印刷したら、詰まった。「ドアは開けといてね」とメッセージが出ていたのに、ドアを締めたので熱でPLAが詰まったっぽい。
ノズル、ブロック、ヒートブレイクが一体化されているので、難しい。丁寧なhowto 動画があるけど、手順を横着したらミスってサーミスタケーブルちぎれちゃった。ちゃんとhowto動画通りにやるといいと思います。

ABSとPLAでプレートを裏返す必要あり

本体付属のプレートは、表がPLA用、裏がABS用、
裏返さないと、プリント時に警告がでてポーズします。
別売のDoubleSideTexturedPEIは、PLA,ABS両対応なので裏返しの必要なし

複数のアカウントを1つのプリンターに紐付けれない。

専用スライサーは、Bambuアカウントを作って、それにプリンターを紐づけて使う。
プリンターに紐付けれるBambuアカウントは1つだけ。
なので、複数人で一つのプリンタを使うときに、Bambuアカウントを共有する必要がある。他の人が設定をいじるとそれも共有されちゃう。モデルも見れます。使用環境によっては困るかも。
問い合わせたところ、「そのうちマルチアカウント対応すると思う」とのことでした。

使用状況


AMS利用


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?