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テキスタイルデザインの基本③~必要量~

テキスタイルデザインの基本①②が理解出来れば
生地がどのように設計されているかわかります。

テキスタイルデザインのここから先は織らなければわからないです。

織る為には糸が必要です。

生地(織物)(布帛)は経糸と緯糸が絡み合い出来ています。


必要量は経糸と緯糸を別々に出します。

経糸
経糸の総本数÷番手(単糸換算番手)=必要量(グラム)/m

緯糸
生地巾×打ち込み本数(緯糸の密度)÷番手(単糸換算番手)=必要量(グラム)/m

ロス分を考えて必要量×1.2くらい(会社によってロス分の考え方が違います。)


例)
経糸が3000本
使用する糸が2/60(W100)
生地巾が180cm
打ち込み本数が1センチ15本(緯糸)
であれば

経糸
3000本÷30番手=100グラム
30は2/60だから60÷2から来てます。

緯糸
180センチ×15本÷30番手=90グラム


1メートル織るのに190グラム(経糸100グラム緯糸90グラム)で織れるということになります。

ロス分が会社によって考え方が違いますので、
相談しながら検討して下さい。
※考え方の違いは使う設備の違いがあるためです。









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