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はじめてのソロ曲を作ったはなし

2月11日、バースデーソロライブ💐
ありがとうございました!

notallの活動を終えてから初めての生誕祭。
過去2年誕生日にソロイベントを開催していたこともあって、「何したらいいかな!」よりも「これやってみたい!」が生まれてきてとても楽しく準備できました。


何より来てくれる方がいる、と思えること。
これに尽きるのだと毎年毎年思います。そもそも最初にソロでイベントやろー!なんて思えたのもみんなの顔が浮かぶからなのですよ。本当に感謝でいっぱいです。


今年も生誕祭をやると決めたと同時に、「ソロ曲を作る」ということも決めました。

むしろその覚悟がないのならやらない、、、くらいの気持ち。

当日も少しお話ししましたけどnotallにいた頃からソロ曲が欲しいとか、ソロデビューしたいとか、1人になって歌手を目指すとかそういう思いは皆無でした。notallとしてソロパートも欲しいし上手く歌えるようになりたいけど。歌に対してはそういう向き合い方だった。今もシンガーになりたいとかはないです。

でも実際ひとりになってみて、ステージで歌い踊る自分に魅力を感じてくれたひとが多いこととか、せっかくイベントをやって歌うならカバーだけでなくオリジナル曲を届けたい、歌詞もまた書きたい。という思いが沸々と込み上げてきて、ワロップでY本さんに「曲作りたいんですけど、いくらくらいでできますか・・・?」と相談をしました。自腹。でもそんなのみんなから頂いてきた想いとか期待に比べたら安いもんだし、サプライズできるなら!の一心で。

notallの「水平線」などを書いてくれたわたるスペシャルさんにお願いすることになったのですが、本当に愛に溢れていて、めちゃくちゃ歌いやすく想像の何倍も素敵な楽曲をくださいました。きっと特別価格で請け負ってくれたと思います、改めて本当にありがとうございました・・・!


わたしはどちらかというとネガティブな気持ちや感情に動かされやすく、耳を傾けがちです。映画もすこしずっしりくるようなものが好きだし、歌詞も鼓舞されるようなものより「うわあ、なんでこんな想いを言葉で表現できたのだろう」みたいなものに魅力を感じる。

実際、過去に作詞した「the Present」も自分の中に溜め込んでいた陰鬱な部分の吐露だったし、「終わらないエチュード」もノスタルジックを意識して抽出した曲です。

ただ今回はそういう隠れた思いより、みんなから見た「佐藤遥」という存在のイメージだとか、「推し」から得るパワー、それこそファンクラブ名である「Sunnyside Home」をテーマにしよう!と決めて書きました。タイトルもSunnyside Homeで書き始めよっかななどと思ったり。

みんなからわたしへの想いと、わたしからみんなへの想いって核は同じである、とアイドル活動をしてきて思っていて。お互いがいるから輝けるし元気が出る。そういう普遍的な明るさと一種の軽やかさを意識しました。

ただやっぱり、1行目の
「始まり告げる朝 新しいスタートライン」
に続く
「いや そうかな?」
の否定がじぶんらしさだなぁなんて思ったり。
この塩梅が難しくて、過去2曲にはなかったバランスを閉じ込められた気がします。

自分が感じ取ったものを音の玉にハメていく作業がとても愛しい時間。

不思議だよね、毎回毎回書き始めはこれでいいいのかな?って不安になるけど、完成して、みんなの前で歌うとこの詞しかないよなあって思えるの。


今回はサビあたまの入りがとても印象的だったので、そこを軸に考え始めました。
Bright!✖️3にした瞬間に道が決まった気がします。タイトルも即決でした。

ひまわり、太陽なんてベタすぎるかなって思ったりもしたけど、そのくらいど直球が似合う曲になったから嬉しいな。

2番のAメロをたしかずっと書き直してたんだけど、自分が今まで新曲を出したときのこととかを思い返していました。
1番が終わって、「サビが頭でリフレイン」のフレーズが出てくるの、自分でもお気に入りの箇所になりました。

今回も自分で書いたものなのに、後から自分でパワーをもらいました。

書きながらnotallだった今までのこと、そしてこれから続いていく自分のこと、たくさん思い返して考えて過去でも未来でもない「今」を詰め込めたのだと思います。

「ソロ曲つくっちゃいました!」のときのみんなの反応がとっても嬉しかったし、やってよかったなあって。

何より多分、ひとり立ちしていなかったら生まれなかった作品だと思うので、一歩踏み出した証というか。前に進んでいるという実感と共に、大切な曲になりました。

いまのところ音源化の予定はありませんが、持ち曲ができた!というのは本当に嬉しいことで、機会があれば歌いたいし、ないのなら機会を作れたらな、というモチベーションにもなっています。

みんなが喜んでくれたりわくわくしてくれたり驚いたり、そういうことをしていきたいです。

はじまったばかりの30代、絶対楽しくすごそうねー!


めもめも。

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