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【ポケモンSV】S13最終967位 鬼塩ウーラOJT

社会人ポケモントレーナーのせいんと申します。
シーズン13にて3桁順位&レート1900越えを達成したので、構築記事として形に残しておこうと思います。
レギュEの最終シーズンではありますが、何か参考にして頂ければ幸いです。

使用構築・結果

レンタルパーティも公開しています(少なくとも1月中は)。
レギュレーションは変わってしまいますが、もし機会があれば使って頂けると嬉しいです。

サブロムなので対戦数は少なめ

最終順位は967位、目標としていた自身初のレート1900越えを達成できました!!
シーズン最終日の1月4日に仕事始めだったため、当日はレート1860程度で撤退するつもりでした。
しかしどうしても諦めきれず、身支度と並行してランクマに潜り、魂の3連勝。
駆け込みで掴み取ったレート1900なので喜びもひとしおです。

構築経緯

・スケショカイリュー
・ブーストエナジーカミ
・連撃ウーラオス
の3匹のスペックの高さにボコボコにされまくり、一時期はメインロムが50,000位台にまで落ちたため、上記3匹の対策を盛り込んだ構築を組むことにしました。

汎用性のある対策として、
・ビルドアップ連撃ウーラオス
・HDオーガポン
・キョジオーン
を採用したところ、かなり感触が良く、結果としてこれが最終構築となりました。

構築の概要

全員最低1ヶ所は252振りがありますね

<勝ちパターン>

①:物理相手にウーラオスでビルド→ドレパン、AB上昇かつHPも豊富な最強ポケモンを降臨させる
②:初手パオジアンやカイリューで数的優位を取り、残りのポケモンでダメージレースを制する
③:カタストロフィ、宿り木、塩漬けを絡めて相手を全体的に削り、カイリューorカミでスイープ

<主な役割対象>

・キョジオーン:物理全般、瞑想と身代わりのないカミ
・オーガポン:カミ、サーフゴー、アローラキュウコン、モロバレル
・ウーラオス:物理全般、特にウーラオス
・パオジアン:ディンルー、カイリュー、眼鏡っぽいツツミ
・ハバタクカミ:イーユイ、カミ、サーフゴー、キョジオーン
・カイリュー:赫月ガチグマ、岩以外のオーガポン、受けループ系統

個別解説

キョジオーン@食べ残し

[調整意図]
HB特化

鉢巻カイリューから引けるクッション、物理のストッパー、低火力特殊の誤魔化しと役割が非常に多いポケモン。
相手を詰ませることも多々ありましたが、パオ&カイリュー以外の瞬間火力が低いパーティなので、削り・押し込み要員としても活躍してくれました。
技は塩漬け、自己再生、守るまではアイデンティティとして確定。
最後の1枠には当初はステロを採用していましたが、使用機会が少なかったため、積みアタッカー対策の鉄壁を採用。
結果、龍舞カイリューや剣舞オーガポンに対するストッパーとなり、最終日のラスト3試合の勝利を掴み取ることができました。
最終3桁&レート1900の立役者です。

今まで自分は、「1試合1試合が長くなりそう」「立ち回りでミスをして負けそう」といった理由でキョジオーンを敬遠していたのですが、実際に使うことで沢山の気づきを得ることができました。
立ち回りによって性能が全然変わりますし、何より、「あそこでああすりゃよかったニャ」というのが分かりやすいため、反省・改善に繋げやすいのがナイス。
ポケモン対戦のOJTとして、ぜひ一度使ってみて欲しいです。

ウーラオス@パンチグローブ

[調整意図]
シーズン8・17位、あいまるさんの調整の流用。

連撃ウーラオス同士の対面で上からビルドを積みたいので最速は確定で、残りは自分で潜って微調整するつもりでしたが、変に手を加えない方が強いと判断しました。

対物理最強ポケモン。
ビルドさえ積むことができればドレインパンチで不死身になるので3タテすることもしばしばありました。
調子に乗って冷凍パンチでカイリューを殴ると弱点保険が牙を剥くことがあるので注意。
自分はマルスケを削る際は水流連打を使い、「氷打点ないんですぅ><」というムーブをするようにしていました。

あいまるさんは毒テラスですが、自分は鋼テラスを採用しています。
これはフェアリータイプに加えてカイリューのスケショ・神速、トドロクツキのアクロバットあたりに耐性を付ける狙いで、この点に関してはうまく機能してくれました。
一方、炎オーガポンとの対面や、テラス後にウーラオスを出されるとしんどくなるのも事実。
総じて、鋼テラスはハイリスクハイリターン傾向、毒テラスは低リスクで必要十分のリターンといった感じになるのかな、と。

オーガポン@かまどのめん

[調整意図]
S:最速サーフゴー抜き
HB:A特化ウーラオスの水テラス水流連打確定耐え
余りを全部Dに

みんなのアイドルぽにおーん、アイドルですが荒らし枠です。
基本的に宿り木から入り、身代わりを連打することで、削りor身代わり残しの択を迫っていきます。
Aは努力値も補正もないドすっぴんですが、
・やどみがで相手が削れていることが多い
・身代わりを盾できれば実質攻撃力2倍
・そもそもお面の1.2倍補正がデカい
ので火力不足を感じることはほとんどありませんでした。
すっぴんでもお面で顔隠しゃあええねん。知らんけど。

パオジアン@きあいのタスキ

[調整意図]
A特化
S:最速110族+2
HB:無振りディンルーの地震を90%で2発耐える

前期からの続投枠。
A特化の火力で殴るだけで十分なスペックがある上に、「自分パオジアンいけます」みたいな顔してやってくる子をカタストロフィで分からせることが可能です。
後半増えてきたテツノカイナとの対面で、霊テラスでドレパン透かし→カタスト→つらら怯ませ→サイコファングでノーダメ突破してしまったこともありました。

カイリュー@こだわりハチマキ

[調整意図]
テンプレ鉢巻カイリュー

SV最強ポケモン。
固定ダメージ技と神速のシナジーを最大限に活かせるよう、ノマテラ鉢巻型で採用しました。
鉢巻によって逆鱗の瞬間火力が確保できるので、受けループ対策の役割も担っています。
スケショ型が流行っていたお陰か、鉢巻カイリューが通る試合が多かったように感じます。
パーティで鋼打点が無かったため、4枠目にアイアンヘッドを採用しています。
甘えるカミをシバいたり、逆鱗透かしのフェアリーテラスをカチ割ったり出来るのが偉かったです。

ハバタクカミ@ブーストエナジー

[調整意図]
S:最速
HB:キョジオーンの塩漬けを身代わりが最高乱数以外耐える
HD:ツツミのドロポン2発が78%の乱数(外しも込みでほぼ五分五分)

SV最強ポケモンその2。
・パーティ全体でハバタクカミが重い → 最速の瞑想型
・キョジオーンを安定処理したい → 身代わりが塩漬けを耐えるよう調整
・オーガポン出しにくい時のサーフゴーがちょっとイヤ → シャドボを入れよう
といった感じで、ここまでの5匹でのケアが及ばない所をカバーする型・調整にしました。

カイリューやカミは雑に使っても強いですが、構築の中で明確な役割を与え、それを遂行できる型・調整にすることでその強さを最大限に発揮してくれると感じました。

総括と所感

上記の構築で自身初のレート1900越えを達成することができました。
これまでの最高レートが約1870、過疎シーズンだったS7での記録だったので、今回は非常に実りのあるシーズンでした。

今までの取り組み方や構築を振り返り、本シーズンの何が良い方向に作用したのか考えたところ、構築単位でのシナジーを考えることができた点が大きいのでは、との結論に至りました。

これまではポケモンの並びを点と点でしか考えられず、構築内での強い組み合わせが限られる、「強い組み合わせに、単体で何となく強そうなポケモンで周りを固めた」ようなパーティの組み方をしていたように思います。
(ブルべチャンピオン時のスグリくんみたいですね)

一方で今シーズンは、構築内に複数の強い組み合わせを用意することが出来ていたと感じました。
最もこれは最初から意図していたことではなく、偶然による所が大きいのですが、自分の中で実感に落とし込めたことが非常に大きな収穫になるのではないか、という予感がしています。

レギュレーションは変わりますが、また楽しんでいきましょう!
ここまでご覧頂き、ありがとうございました。

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