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20220220_GOODBYE is not EASY WORD to SAY

HOKUOというパン屋があります。
小田急沿線に展開していたパン屋なのですが、2月28日をもって全店舗閉店してしまいます。

小田急沿線から離れていたこともあり、ここ最近はお世話になることが少なくなっていましたが、幼少の頃から馴染みのあるお店なので足を運んできました。

近場の下北沢と新宿の店舗を訪問。
今までありがとう、の意味を込めていくつかパンを買ってきました。

ベーコンエピと塩パン、ラスク2種類。
わたしな塩パンが好きなのですが、初めて食べた塩パンはこのお店のものだったことを思い出しました。

HOKUOというパン屋は無くなってしまうけど、これからも塩パンを食べて記憶に刻み続けていきたいです。よろしくな、塩パン!

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去年まで、就職してからの3年間、東京を離れて名古屋のほうで暮らしていました。
今に始まったことではないですが、社会や経済が変わって、私にとっての「思い出の場所」が失われていくようになってきました。
まだ20代なんですがね。

「思い出の場所」が失われていくことは止められなくても、自分の中で区切りをつける。
その場所に足を運んで、『さよなら』を言える。

離れた土地に住んでいると、こういったことは難しくなってしまうと実感したのが東京に戻ってきた理由の一つなので、今回の件やVSEの件は本当に、戻ってきた甲斐があったと思っています。

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タイトルの『GOODBYE is not EASY WORD to SAY』は、大好きな小説『サクラダリセット』の4巻の副題からお借りしました。
『サクラダリセット』はスニーカー文庫版と角川文庫版が刊行されていて、副題が英語なのはスニーカー文庫版です。

角川文庫版の各巻のタイトルは、スニーカー文庫版の副題の和訳になっています。
4巻のタイトルは、『さよならがまだ喉につかえていた』。
この和訳が最高に好きです。

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